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ネット口コミ徹底活用テクニック
【第9回】 2008年4月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
村本理恵子 [マーケティング・コンサルタント]

「情報漏えい」のリスクを考える
――マル秘情報が漏れていないか?

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 ウィニーによる個人情報漏えい事件が毎日のように紙面を賑わせていました。一口に情報漏えいといっても、様々なパターンがあります。

・ハッカーによってシステムセキュリティが破られる

・うっかりノートパソコンを落としたなど、社員の不注意のために機密ファイルが社外の人間の手に渡ってしまう

・関係者のネット書き込みによって機密情報が漏れる

 これは一例ですが、ネット口コミとの関係では、掲示板やブログなどへの書き込みによる情報漏えいがリスク・バズの原因となります。この種の情報漏えいには2つのタイプがあります。

優越感が招く
意識的な情報漏えい

 1つめは、意識した情報漏えいです。これは、自分やごく限られた人しか知ることができない情報を知って、誰かに伝えたいという欲求から行われるものです。人間は「誰にも言うな」と言われると、なぜか人に話したくなるものです。

 新しい情報は、時に人を興奮させます。また、知っている人数が少なければ少ないほど、その情報を知っている自分に優越感を感じるものです。「ここだけの話だけど」は、決して“ここだけ”にとどまらないことを、みなさんもよくご存知だと思います。とりわけ、自分とは直接的な利害関係のない最新情報を得たときなどは、簡単に情報発信できる気軽さから、つい書き込みを行ってしまうケースもあるようです。

 新商品に関する機密情報が関係者(CMタレント)のブログから漏れてしまったという事件が起こりました。このケースでは、タレントへの責任は不問とされたようですが、社員による情報漏えいであった場合は厳罰に処されることは想像に難くありません。

 また、英検の2次試験の問題が、午前中に試験を終えた受験生によって2ちゃんねるに書き込まれ、午後の受験生に試験問題が漏れてしまったケースもありました。書き込んだ受験生はきっと、問題を知っている優越感からこのようなことをしてしまったのでしょう。

 このように意識された情報漏えいは、情報管理の徹底と罰則の強化で、ある程度防ぐことができます。

内部告発!
不正を質すこと VS うさばらし

 意識した情報漏えいの1つに内部告発があります。企業の悪質な行為を知ったとき、勇気を持って告発する社員や取引先がいます。三菱自動車工業のリコール隠しや雪印食品の牛肉偽装事件は、関係者の内部告発によって明るみに出ました。雪印食品は、とうとう企業の存続そのものができなくなりました。

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村本理恵子 [マーケティング・コンサルタント]

1979年東京大学卒業後、時事通信社に入社。世論調査やマーケティング・リサーチの分析に携わる。98年専修大学教授。同年(株)ガーラ代表取締役会長に就任。(株)ガーラ総合研究所所長をへて、マーケティング・コンサルタントとして独立。企業のマーケティング活動に最新のネット口コミ情報を取り入れ、新しいユーザー志向マーケティングの確立をめざし活動中。


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