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マイクロソフトの音声認識「コルタナ」に
「『シリ』ってどう?」と質問してみると…

瀧口範子 [ジャーナリスト]
【第290回】 2014年4月9日
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米マイクロソフトのWebサイトにある「Windows Phone 8.1」の「コルタナ」紹介ビデオ

 マイクロソフトがようやく自社製の音声アシスタント機能「コルタナ(Cortana)」を発表した。

 コルタナは、音声入力で検索したり、電話をかけたり、メールを送ったりすることができる。4月末にリリース予定のウィンドウズフォンの新OS8.1に搭載される予定だ。

 コルタナは、アップルのシリ(Siri)、グーグルのグーグルナウに数年の遅れをとっての参入となった。そもそもモバイル技術で後塵を拝していたマイクロソフトのこと、コルタナのうわさはあったものの、実際の機能性に対してはそれほど期待は高くなかった。

 ところが、蓋を開けてみると、コルタナのできばえに対する評価は高い。遅れて来たことは確かだが、シリやグーグルナウには見られない特徴がコルタナにはあるのだ。

「インナーサークル」とは何か?

 ひとつは、コルタナのパーソナル化だろう。パーソナル・デジタル・アシスタントとなるべく、どの音声アシスタント機能もユーザーの居場所やカレンダーなどを縦横に探って、タイミングよく役立つ情報を提供しようとする。シリは、まだ音声入力が主だが、グーグルナウはアシスタント機能の拡充を狙っている。

 コルタナは、そこにユーザー個人の情報を加えた。コルタナには「ノートブック」というページがあり、ユーザーはそこにコルタナに覚えておいてほしいことを書き込んでおく。たとえば、自分の関心のあるもの、リマインダー、「静かにさせておいてほしい時間帯(quiet hours)」「インナーサークル」などだ。

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瀧口範子 [ジャーナリスト]

シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。


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