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伝え方が9割
【第29回】 2014年6月16日
著者・コラム紹介バックナンバー
佐々木圭一 [コピーライター/作詞家/上智大学非常勤講師]

「父親が娘に嫌われないためにやることとは?」
【佐々木圭一×坪田信貴】(後編)

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58万部突破のベストセラー『伝え方が9割』の著者佐々木圭一氏と、発売5ヵ月で35万部を突破した『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の著者坪田信貴さんとの対談・第3回。今回のテーマは「父親が娘に嫌われない方法はあるのか」。日本中のお父さんに贈ります。
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(構成・森綾 撮影・小原孝博)

父親が娘に嫌われない方法はあるのか

佐々木 坪田さんは、お子さんいらっしゃるんですか。

坪田信貴(つぼた・のぶたか)
株式会社青藍義塾(せいらん・ぎじゅく)代表取締役 塾長、学校法人大浦学園 理事長。自ら生徒を指導する教育者でありながら、同時に、IT企業など複数社を創業した起業家であり、それらの経営者でもある。その活動の場は日米にまたがり、ネイティブ並みの英会話力を誇る。TOEICは990点(満点)。これまでに1000人以上の子ども達を個別指導し、心理学を駆使した学習指導法により、生徒の偏差値を短期間で急激に上げることで定評がある。教え子には、「高3の夏まで文系クラスだったが、その後、理系に転向して国立大学医学部に合格した女の子」、「高3時に学年で100番以下だったが、東京大学に合格した男の子」など、異例のエピソードを持つ者多数。愛知県名古屋市在住。

坪田 はい。今、お腹にいます。

佐々木 性別はもうわかりますか。

坪田 まだわかりません。

佐々木 産まれてくるお子さんが、もし娘さんだとして、どうすれば娘さんがパパのことをずっと好きでいられるか。これは、2歳の娘をもつ自分も含め、世の中のパパはみんな知りたいんです(笑)。

坪田 まず注意していただきたいのは、お父さんが優秀だったり、すごい方の場合、子どもがぐれる可能性がすごく高いんです。
 正直、娘が父親を嫌うようになるいちばんの原因は、お母さんがお父さんの文句を子どもに言ってるパターンが多いんです。そうなる理由の一つとして、子育てを奥さんに全部任せっきりで、子どもに何か問題が起こった場合、「お前のせいだろう」となるから。
 奥さんにとっては、お姑さんの存在も重いですよね。お姑さんは、子育てをもう終えて、しかも結果を出されているんです。なので、もし夫が医者だったとして、子どもが勉強嫌いになったとしたら、それは奥さんの遺伝子、あるいは教育のせいじゃないか、ということになるわけです。あるいは、成功者としての無言のプレッシャーを奥さんが感じるのではないかと思います。
 それを夫は「おふくろはそんな意味で言ってないから、気にしなくていい」「好きにやればいいんだよ」と言ってフォローしたつもりでいても、結果的にそれが裏目に出て、逆に奥さんのところに責任が全部いっちゃうんですよね。そこで夫は毎日仕事が忙しくて、子育ても全然協力してくれないっていう状況になったら、奥さんの話し相手は誰もいなくなるんです。

佐々木 そうですよね。

坪田 子育ては24時間態勢ですから、奥さんはストレスがすごく溜まります。で、旦那さんが家に帰ってきたときが唯一、まともに話せるときなんです。だけど、そこで「俺も疲れてるんだよ」なんて取り合ってくれないと、ドーッとさらにストレスが溜まる。でも子どもとは会話できないし、それこそ2歳ぐらいになると「いやいや」言うしね(笑)。
 やがて子どもも大きくなり、ちょっと会話できるようになると「ねえ、もうほんと、お父さん帰ってこないね」ってグチを言うわけですよ。「忙しい、忙しいって言うけど、仕事と家庭どっちが大事なんだろうね」とかって、そういうのを3歳ぐらいから刷り込まれる。

佐々木 繰り返し、繰り返し。学習のように。

坪田 そう。そうすると……。

佐々木 「この人は敵だ」みたいな(笑)。

坪田 特に女性同士は「このアイスクリームおいしいね」なんて些細なことでも共感し合えます。結局そこで強力なタッグが組まれるんで、その場に一緒にいない人は「敵」というふうになるんですよね。

佐々木 なんだかわかるなあ。

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佐々木圭一(ささき・けいいち) [コピーライター/作詞家/上智大学非常勤講師]

上智大学大学院を卒業後、博報堂を経て、株式会社ウゴカスを設立。新入社員時代、もともと伝えることが得意でなかったにもかかわらず、コピーライターとして配属され苦しむ。ストレスから1年で体重が15%増、アゴも無くなる。あるとき、伝え方には技術があることを発見。そこから伝え方だけでなく、人生ががらりと変わる。初めての著書『伝え方が9割』は、64万部のベストセラーとなり、2013年ビジネス書年間ランキング1位(紀伊國屋書店新宿本店調べ)、年間ベストセラー単行本2位(2013年ビジネス書部門/日販・トーハン調べ)となる。カンヌ国際広告祭でゴールド賞を含む、3年連続受賞。米国の広告賞One ShowDesignで日本人初ゴールド賞受賞。AdFestでゴールド賞受賞。AIMアワードでグランプリ受賞。トリンプ「天使のブラ」、コーセー「FASIO」などヒットCMを数々制作。郷ひろみ・Chemistryなどの作詞家として、アルバム・オリコン1位を2度獲得。トヨタ自動車、楽天、大塚商会、東武鉄道、ユー・エス・ジェイ、小林製薬、プルデンシャル生命、ソニー生命保険、東京大学、上智大学などで150回以上の「伝え方が9割・講演」を行う。メディア出演は、NHK「ゆうどき」、日本テレビ「世界一受けたい授業」、テレビ朝日「お願い!ランキング」、フジテレビ「ネプリーグ」、TBS「ひるおび!」、テレビ東京「FOOT×BRAIN」、BS朝日「ポップメイカー」にてMC、「an・an」連載など多数。「日本のコミュニケーション能力のベースアップ」のために、精力的に活動している。佐々木圭一公式サイト: www.ugokasu.co.jp Facebook:www.facebook.com/k1countryfree  twitter:@keiichisasaki


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