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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

会社で起こるパワハラ、不祥事…
「告げ口」するのは会社員として正しい判断?

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第112回】 2014年4月21日
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 最近、「告げ口外交」などと揶揄される外交問題が話題になっていますが、社内で様々な事件や不祥事が起きた時にも、「聞いてください、社内でこんな問題が起きています」と当然のように(ときには嬉しそうに)告げ口をする社員がいます。その一方で、同僚を売る様な真似はできないと、頑なに社内で起きた事件や問題を話さない人もいます。

 果たして、どちらの態度が会社員として正しいのでしょうか? 今回も私が取材したとあるケースを参考に、みなさんに考えていただきたいと思います。

同じ失敗を繰り返すダメ部下に
キツイ言葉を浴びせ続ける上司

 「告げ口」とは、人の過失や秘密をこっそり別の人に告げ知らせることです。私が最初にこの言葉を知ったのは、小学生のときでした。

 ある日、同級生の1人が玩具をもってきたことを、クラスの誰かが先生に話し、注意を受けました。その同級生が叱られたのは教員室でしたが、教室に戻ってくるとその途端、

 「この中に告げ口した奴がいる。ひどい、誰だか名乗れ!」

 と彼は叫びました。このときに初めて告げ口という言葉を知ったと記憶しています。

 当然のことながら、告げ口は卑怯なことを意味すると理解してきましたが、職場での告げ口はどうなのでしょうか?

 取材したある出版社では、上司のAさんが部下のTさんに対して、厳しい指導を繰り返していました。ときには気持ちが折れそうになるキツイ言葉を耳にすることもありました。そんな状況に対して、Tさんはめげることなく、そして「自分に力がないのが悪いのです」などと口答えすることなく、Aさんの言葉をひたすら受け止める毎日を送っていました。

 ただ、そんなキツイ指導もさすがに度が過ぎるのではないか?と思える場面が起きました。それは、同じようなミスをTさんが3回繰り返したときのこと。Aさんが、

 「君は出版業界に向いていないかもしれない。転職を考えた方がいいよ」

 と突き放すような言葉を突きつけたのです。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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