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まだ内定ゼロ!子どもの就活で親がやって「良いこと」「悪いこと」 竹内謙礼

軽率な親の一言が就職難の一因だった!?
内定ゼロの子に絶対言ってはいけないNGワード

竹内謙礼 [販促コンサルタント]
【第3回】 2014年5月1日
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“恩返し”と“見栄”の就活が
現在の就活難を生み出している

前回、大学生の多くが「就職しなくてはいけない」という“責任感”と「時期が来たから仕方なく将来を考え始めた」という“親が考えているほど、深く考えていない”状況から就職活動を行っているとお話しした。また、このような価値観が求人市場に大きな“歪み”を生じさせているのも事実である。

 まず、“責任感”は子どもに対してプレッシャーとなって襲いかかる。

 「このレベルの大学に行ったんだから、このくらいの企業には就職しないとかっこ悪い」

 「せっかく大学まで行かせてもらったんだから、有名な企業に就職したい」

 このように、自分のための就活ではなく、親や周囲の人たちへの“恩返し”や“見栄”が働いてしまい、有名企業、大企業ばかりを受けて、その結果、ことごとく不採用になり、自信を喪失していってしまうのである。

 現実問題として、“就職難”は、大企業だけに発生している現象である。

 2014年度の300人未満の企業の求人倍率は3.26倍、つまり、求人者1人に対して、3.26社の求人が来ていることになる。しかし、5000人以上の企業の場合、求人倍率は0.54倍となっており、求職者2人に対して、ようやく1社の企業の就職先があるような厳しい状況になっている。

2014年度 大卒求人倍率調査(リクルートワークス調べ)

 つまり、多くの学生が、自分の大学や能力のレベルに関係なく「大企業志向」「安定志向」の意識を強く持っており、自ら厳しい就職戦線に果敢に挑んでしまっているのである。しかも、この大企業と中小企業の求人倍率の格差は、1997年の求人倍率の調査が始まった頃から、ほとんど格差が埋まっていない。

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竹内謙礼 [販促コンサルタント]

たけうち けんれい/1970年生まれ。経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行う。日経MJにおいて毎週月曜日「竹内謙礼の商ビズNOW」を連載中。著書に『消費税を逆手に取る販促テクニック』(双葉社)『安売りしないでお客をがっちりつかむ技術』(日本経済新聞社)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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まだ内定ゼロ!子どもの就活で親がやって「良いこと」「悪いこと」 竹内謙礼

就活はいわゆる個人戦であって、団体戦ではない。どんなに大学が就活に力を入れていても、面接会場にいけば、大学名は学歴を判断するためのシグナルのひとつでしかないからだ。。では、“就活に強い子”とはいったい何なのか?この連載では、内定がなかなか取れない子を土壇場で“就活に強い子”にするために、親がすべきこと、すべきではないことを紹介していく。

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