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人手には頼らない。すべてのコンテンツは
ユーザーの行動からロボットが決める
――グノシー共同CEO・木村新司氏、福島良典氏に聞く

ダイヤモンド・オンライン編集部
【第41回】 2014年5月23日
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福島 そうですね。そしてここが大事なのですが、箸休めも適当に決めるのではなく、ユーザーの行動結果からのフィードバックを反映させて決めていくのがポイントです。

 ユーザー体験をよくするための個々のルールは、聞けば「そんなことなの」というほど単純なことの積み上げになっています。ですが、その1つ1つをどこまで詰めているかが重要なのです。

 たとえば「金曜日の夕方にオフタイムの情報が好まれる」という仮説も、なんとなく正しそうなわけですが、「それは本当ですか?」という質問にちゃんと深いところで分析した結果をもって答えられるかどうかで、プログラムの精度は雲泥の差が出ます。

――他社はそこまでやっていないのですか?

福島 方向性が違うと思います。グーグルやフェイスブックは、1つ1つのタスクを自動化しながら、新しい機能を追加しています。グノシーも同じ方針です。ユーザーの行動について、ある仮定が実証されれば自動的に実行できるようにして、次のアイデアを考えています。

 また、コンテンツの選定だけでなく、アプリとしてのレスポンスも非常に重要です。ユーザーにとって、なにもかもすべてが気持ちよくないといけません。いいニュースさえ選ばれていればいい、というほど甘くはないのです。

 配信通知にニュースを入れるほうが効果が高いとも、一概に言えません。通知に記事を1つ入れると、それに興味がないユーザーを切り捨てていることになります。ただ「W杯メンバー発表」のような明らかに多くの人が興味が持つニュースならば、通知に入れるほうがいい。そういうところまでは、すでに自動化できています。全ては、データの分析で民主的に決まるのです。

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