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コンサル取扱説明書 コンサル業界のリーダーと経営者たちが語る理想と現実
【第1回】 2014年6月13日
著者・コラム紹介バックナンバー
並木裕太

クライアントに正しい問題のありかを伝える
それが、コンサルの一番の勝負どころだ
【第1回】堀紘一さん(ドリームインキュベータ会長)

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マッキンゼー・アンド・カンパニーやボストン・コンサルティング・グループに代表される戦略系コンサルティング・ファームは、世界中の大企業や政府・公共機関の戦略立案に深く関与し、多大な影響力を行使する頭脳集団だ。だが日本では一部の企業を除き、コンサルティングという職業やその正しい活用法に関する理解はまだまだ浸透していないのが実情ではないだろうか。
この対談連載では、ファームのトップ、そしてコンサルティングを活用する企業経営者双方の声に耳を傾け、コンサルティング業界の現状と展望を探っていく。聞き手を務めるのは、マッキンゼーから独立し、現在はコンサルティング・ファーム「フィールドマネージメント」を率いる並木裕太氏。
第1回は、日本のコンサルティング界における草分け的存在で、ドリームインキュベータ会長の堀紘一氏へのインタビューをお届けする。(構成:日比野恭三)

堀紘一(ほり・こういち)さん  ドリームインキュベータ代表取締役会長。1945年4月11日兵庫県生まれ。東京大学法学部卒業後、読売新聞経済部を経て、三菱商事に勤務。ハーバードビジネススクールで日本人として初めてMBA with High Distinction(Baker Scholar)を取得後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)にて、国内外の一流企業の経営戦略策定を支援。平成元年より同社社長。会社戦略と事業戦略の立案、ならびに企業風土の改革や活性化に関わる豊富なコンサルティング経験を生かし、2000年にベンチャー企業の支援および大企業の戦略策定・実行支援を行うドリームインキュベータ(DI)を創業。2005年に同社を東証一部に上場させる。2006年より同社会長。

並木 堀さんは1981年にボストン・コンサルティング・グループ(BCG)に入社され、日本法人の社長を経て、2000年にドリームインキュベータ(DI)を起業されました。今回は、80年代から現在に至る日本のコンサルティング業界の変化や、その中で感じた問題点などについてお話を伺えればと思います。

 まずコンサルティングという職業の歴史から振り返っておくと、1900年頃のアメリカでフレデリック・テイラーという人物が最初に始めたとされています。その後、ブーズ(アンド・カンパニー)やマッキンゼー(アンド・カンパニー)というファームが登場したわけですが、当時はコンサルティングといっても経費節減のアドバイスが主な仕事で、例えばマッキンゼーOVA(Overhead Value Analysis)という業務効率化の手法を開発することで大きく成長しました。

 そうした中、「戦略」のコンサルティングを始めたのがBCGです。1963年にブルース・ヘンダーソンがBCGを創設した時は、ずいぶん笑い者にされたそうですよ。「戦略を他人に頼む経営者なんているはずがないだろう」と。

並木 戦略コンサルティングという概念そのものがなかった時代ですから、理解を得るのは大変だったでしょうね。

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並木裕太 

 

フィールドマネージメント代表取締役。1977年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。ペンシルヴェニア大学ウォートン校でMBA取得。2000年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。09年にフィールドマネージメントを設立、現任。日本航空をはじめ、ソニー、楽天といった日本を代表する企業の経営コンサルティングを務める。著書に『ミッションからはじめよう!』『日本プロ野球改造論』『ぼくらの新・国富論』(いずれもディスカヴァー・トゥエンティワン)。

 


コンサル取扱説明書 コンサル業界のリーダーと経営者たちが語る理想と現実

戦略系コンサルティング・ファームは、世界中の大企業や政府・公共機関の戦略立案に深く関与し、多大な影響力を行使する頭脳集団です。しかし、その仕事の実態や正しい活用法に関する理解はまだまだ浸透していないというのが実情でしょう。本連載では、ファームのトップ、そしてコンサルを活用する企業経営者双方の声に耳を傾け、業界の現状と正しい活用法を探っていきます。

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