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週刊・上杉隆

保守第三極を目論む「政策研究会」旗揚げの期待はずれ

上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]
【第8回】 2007年12月5日
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 新テロ特措法の参議院での審議が始まり、守屋前防衛次官の発言を発端とした防衛利権の疑惑がどのように発展するのかと、永田町の誰も注視していた本日(12月4日)、きわめて政治的なひとつの動きがあった。

 今年は統一地方選、参院選、自民党総裁選、さらには安倍政権崩壊や小沢騒動などの政治取材に明け暮れ、正直、そろそろ休みがほしいと思っていた筆者にとってはまったく有難くない動きである。だがそうも言っていられない。現場で取材をしないと物事も見えてこないのだ。

 正午、憲政記念館で開かれた「政策研究会(仮称)」の設立総会には、衆参併せて59名(代理含む)の国会議員が参集し、新しい政治集団の旗揚げか、と他のメディアも色めき立っていた。筆者やマスコミだけではない。当初、次に記すような錚々たる役員の顔ぶれを知った保守系の自民党議員たちも、期待に大いに胸を膨らませていた。

最高顧問  平沼赳夫
議長    島村宜伸
会長    中川昭一
会長代行  鴻池祥肇

 自民党の派閥横断で、かつ無所属議員も巻き込んだ保守系の勉強会はこうしてきょう設立総会を迎えたのだ。

 だが、その前評判とは裏腹に、会合自体は、どうにも期待はずれの感が強かったようだ。代理出席した議員秘書のひとりは会合終了直後、集まった記者団の一部に対してこう憤っていた。

 「設立総会というから、保守勢力の結集を華々しく打ち上げるのかとばかり思っていたんだ。それならば期待できるよ。でも、いざ蓋を開けてみれば、まったく要領の得ない会合じゃないか。なにしろ『会』の名称すら決められないんだ。こんなお粗末な設立総会ならば開かなければいいんだ。うちはもうこれ以降金輪際、参加しないからな」

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上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]

株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方 上杉流脱力仕事術』 『小鳥と柴犬と小沢イチローと』 『永田町奇譚』(共著) 『ウィキリークス以後の日本 自由報道協会(仮)とメディア革命』 『この国の「問題点」続・上杉隆の40字で答えなさい』 『報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪』(共著) 『放課後ゴルフ倶楽部』 『だからテレビに嫌われる』(堀江貴文との共著)  『有事対応コミュニケーション力』(共著) 『国家の恥 一億総洗脳化の真実』 『新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか』 『大手メディアが隠す ニュースにならなかったあぶない真実』


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