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これで絶対後悔しない!35歳からの転職力養成講座

もし今のキャリアに不安を感じたら……
絶対に相談してはいけない人、相談すべき人

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第22回】 2014年6月2日
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「身近にいる人」に
同じ世界が見えているとは限らない

 キャリアの現状に不安を抱いたとき、相談するべき相手は誰か。あるいは相談を避けるべき相手は誰か。その答えは一概には言えません。たとえば「同僚」と一口にいっても相談に値する人もそうでない人もいるため、「会社の同僚に相談してはいけない」と単純には言い切れないわけです。

 以上を前提に一般論でお話すると、まず専業主婦の妻には相談しないほうがよいと思います。一般的に、専業主婦の方は自分が仕事を離れたときの価値観で考え方がストップしているからです。

 24歳で結婚して家庭に入り、現在35歳の専業主婦なら仕事を離れて10年以上経過している計算になります。変化の激しいこの時代に2000年代初頭の価値観で判断すれば、どうしてもさまざまなズレが生じます。

 自分の親に相談するのも同様の問題があります。現在、35歳前後の方の親というと団塊の世代か、その前の世代が多いと思います。そこは重厚長大に価値を置く、大企業信奉者がいっぱいいるゾーンです。「給料は下がるけどソーシャルゲームのベンチャーへ転職し、自分の力を試したい」なんて言ったら、下手をすると勘当されるかもしれません。

 もちろん専業主婦や親の世代でも、そんな価値観の人ばかりではないでしょう。ここで言いたいのは「見ている世界が違う人に相談してはいけない」ということです。ところが「身近にいるから自分をよくわかってくれているだろう」という理由で「見ている世界が違う」妻や両親に相談してしまい、ネガティブな影響を受けてしまうケースがよくあるのです。

相談すべきではない人に
相談してしまうリスク

 普段一緒にいる人でも、同じ世界が見えているわけではありません。その意味では会社の同僚も同じです。同じ職場から同じ光景を見ていても、自分はその世界に疑問を持って別の世界へ行ったほうがいいのではと強く感じているのに、同僚はその世界に何の疑いもなくどっぷり浸かっているかもしれません。

 そんな状況で「身近にいて相談しやすいから」という理由で同僚に相談してしまえば、有益なアドバイスを得られるわけがありません。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


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