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35歳からの「転職のススメ」

あなたの転職を左右しかねない!?
良いエージェント、悪いエージェントの見分け方

高野秀敏 [株式会社キープレイヤーズ代表取締役]
【第7回】 2012年8月6日
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なぜ傍から見ると疑問が残る
転職をしている人が多いのか

 転職には、いくつかのステップが必要になります。①情報収集、②履歴書、経歴書の作成、③面接対策、④条件交渉、⑤退職交渉 などが一般的です。病気になれば、お医者さんに相談、処方。法律のトラブルがあれば弁護士に相談。何事も大事なことは、その道のプロに相談することが主流になってきました。1990年代までは、そこまで普及していなかった人材エージェントという存在も、おそらく今となれば非常に一般的なものになってきたと思います。

 普段は毎日仕事で忙しいビジネスパーソンの皆さんも、人材エージェントという存在がいれば、①~⑤を彼らに相談にしながら進められるわけです。これは貴重ですよね。もちろん1人で転職活動をするのも決して悪いことではなく、知り合いの会社に転職するといったケースでは、誘われて引き抜かれていくわけですから、それもまたありだとは思います。

 ただし、この人材エージェントという仕事をしていると、「なんでその会社にその理由で転職してしまったのかな!?」と疑問が残る転職をされている方も多くいらっしゃいます。そして多くは、「誘われた」「スカウトされた」「ヘッドハント」されたから転職したというのですが、誘われたのはあくまできっかけであって、決断なさったのはご本人です。ですから、失敗しても自己責任になるわけです。

 前の上司にそのままついていって転職したが、話が違ったなどというのもよくある例でしょう。仕事とは、私が言うまでもなく人生においてかなり重大な要素だと皆さん認識しているはずなのですが、なぜか自分のことになると冷静に判断できない方が多いものです。

 あれだけ優秀なAさんが、なぜ!?という不思議な転職実例もあります。きっと皆さんのまわりでも、なぜあのAクンがBさんと結婚したんだろう?Cさんは何故Dクンを選んだんだろう?という交際や結婚の例もあるのではないでしょうか。

 転職も結婚も正解はないのですが、結婚と比べた場合に、仕事の場合は、選択肢をいくつか用意してそのなかで選択していくことが普通です(結婚の場合は、よほどモテる方以外はそうはいかないでしょうし、トラブルのもとですよね)。

 基本的なことですが、面接で他社での選考状況を言ってはいけないと思い、伏せている方がいますが、競合となる会社は質問されれば回答してかまわない企業が90%以上だと思います。もちろん企業ごとに違いますが、競合となる会社を伏せたり、隠したりすることを何か悪いことだと思われている方もいますが、人材エージェントから紹介されて受けているのであれば他社を受けるのも普通のことです。

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高野秀敏 [株式会社キープレイヤーズ代表取締役]

宮城県生まれ。東北大学経済学部卒業後、人材総合サービス・株式会社インテリジェンスに入社。同社にて人材紹介事業の立ち上げに参画し、営業、企画、カウンセリングを行う。その後、キャリアコンサルタントチームの運営と教育を任され、人事部採用担当として、数百人の学生、社会人と面談。キャリアカウンセリングによって適職へと導いた人材は3500名超、キャリア講演回数は100回以上に達する。インテリジェンス退社後、2005年1月、個人と企業をマッチングする人材サービス・株式会社キープレイヤーズを設立。著書に『絶対に後悔しない転職先の選び方』などがある。


35歳からの「転職のススメ」

現在、2人に1人が転職する「大転職時代」が到来しているにも関わらず、30代後半以上のビジネスパーソンの多くは「自分は転職なんて無理」と思っていないだろうか。しかし、実際は35歳以上でも十分転職できるとしたら…?本連載では、35歳以上のビジネスパーソンに対して、35歳からの転職の現状と、転職によって自分のキャリアや能力を見つめ直す重要性を説いていく。

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