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エコカー大戦争!

グーグルvsトヨタ、
新テレマティクスサービスで融合?競合?
「アンドロイドオート」と「T-Connect」登場の意味とは

桃田健史 [ジャーナリスト]
【第183回】 2014年7月1日
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「アンドロイドオート」について説明する、グーグルのアンドロイド部門ディレクター・オブ・エンジニアリングのパトリック・ブレイディ氏 Photo:Google

アップル「CarPlay」へのカウンターパンチ
OAA量産型「Android Auto」に28自動車ブランドが参画

 グーグルは2014年6月25日、第7回年次デベロッパーズミーティングの「Google I/O」(於:米カリフォルニア州サンフランシスコ)のキーノートスピーチで、自動車の車載器とスマートフォンを連携する「アンドロイドオート(Android Auto)」を世界初公開した。

 この前週に、米系の大手自動車関連、IT関連メディアでは、発表を事前にキャッチしており、一部では「AutoLink」という名前が取り沙汰されていた。だが発表当日、「AutoLink」という名称は使われなかった。

 グーグルは今年1月のCES(コンシューマ・エレクトロニクス・ショー)の開催に合わせて、車載器とスマートフォンの連携、及び車載器のOSとしてアンドロイドを使用するためのコンソーシアム「OAA(オープン・オートモーティブ・アライアンス)」を発表。CES会場ではアウディがOAAについて説明し、グーグル主導の下でGM、ホンダ、ヒュンダイ、そして米半導体メーカーのnVIDIAが参画することを明らかにしていた

 その後、今年3月のスイス・ジュネーブショーでは、アップルが2013年6月に発表した車載器とスマートフォンの連携システム「iOS in the car」の量産型として「CarPlay」を公開。

 IT業界では、グーグルが「CarPlay」へのカウンターパンチとして「OAA」量産型を公開するのは、6月の「Google I/O 2014」になる可能性が極めて高い、と噂されてきたのだ。

 今回、約2時間30分に及ぶキーノートスピーチの半ば、アンドロイド部門のディレクター・オブ・エンジニアリング、パトリック・ブレイディ氏が「アンドロイドオート」の概要を説明した。

 さらに、他の担当者が舞台上に左ハンドルの乗用車のコックピットを持ち込み、デモンストレーションを行った。

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桃田健史 [ジャーナリスト]

日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中


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