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本物の勉強法
【第2回】 2014年7月16日
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白川敬裕 [弁護士]

勉強が苦手でも、東大→弁護士。
本物の勉強法「3つの力」とは?

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この連載では、小学校5年生まで「勉強ゼロ」だった白川敬裕氏が、「ラ・サール高校」→「東大」→「司法試験合格」→「裁判官」→「弁護士」になった、【本物の勉強法】についてお伝えいたします。「試験」にも「仕事」にも一生使える、無理や無駄を省いた、王道の勉強法です。

勉強に対する不安、焦り、引け目など、
「マイナスの感情」を利用する方法

 さて、「第1回の記事」に続きまして、この「第2回」では、【勉強に必要な3つの力】について、お伝えしたいと思います。

【勉強に必要な3つの力】
(1)
【感情】「やる気をコントロールする力」

→「達成イメージトレーニング法」・「勉強の2次曲線」・「3日坊主勉強法」など
(2)【戦略】「計画を立てて継続する力」
→「長期&短期戦略・1Day戦略」・「1冊書き込みノート術」・「アウトプット勉強法」など
(3)【思考】「自分の頭で深く考える力」
→「なぜ思考」「一度忘れる記憶法」「要約力」「論理力」「直観力」「本番力」など

(1)【感情】「やる気をコントロールする力」

 私は頭がいいほうではありませんでしたから、「頭がいい人の何倍も勉強をしなければ、いい成績が取れるわけがない」ことが自分でもわかっていました。
 でも、誰にとっても勉強は面倒だし、努力するのは苦しいし、楽しいものではありません。だから、ついサボりたくなってしまいます。

 どうすれば、「勉強をしよう」という気になれるのか……。
 どうしたら勉強が楽しくなるのか……。

 私は、「落ちこぼれになりたくないという劣等感(感情)」と、「自分は天才ではないというコンプレックス」をポジティブに利用できたからこそ、人よりも長い時間、集中して机に向かうことができました。

 勉強をしていると、思ったような結果が出ずに落ち込んだり、行き詰ったり、伸び悩んだり、集中力が途切れたりしてしまうことが、誰にでもあると思います。もちろん、私にも、たくさんありました。
 そんなときでも、うまく「感情」をコントロールできれば、やる気を維持することができます。

 次回、「第3回の記事」では、勉強に対する不安、焦り、引け目、劣等感、やる気の欠如といった、「マイナスの感情」を、うまく利用する方法をお教えします
 感情を上手にコントロールできれば、「重圧に負けない強い精神力」を身に付けることができるでしょう。そして何よりも大切なことは「勉強が楽しくなる」ということなのです。

 学生時代の私は、授業中に先生に当てられると、いつも間違ってばかりいました。緊張のあまり頭が真っ白に! 先生に「そんな問題も解けないのか!」と怒られるのが怖くて、できるだけ当てられないように、よく、前屈みで、身を小さくしていました。
 そんな私ですらできたのですから、誰にでも、必ずできるようになるのです!

(2)【戦略】「計画を立てて継続する力」

 やみくもに教科書を読んでも、目的もなく予備校に通っても、試験に合格することはできません。勉強は、「戦略」を立てて、計画的に進めていくべきです。

「試験に合格すること」が目標なのであれば、「自分に与えられた時間(試験までの期間)は、どれだけあるのか」「自分の学力と、合格に必要な学力には、どれだけ差があるのか」を検討する必要があるでしょう。
 そうしなければ、「いつまでに、何を、どれくらい勉強すれば合格できるのか」、その道筋がわかりません。

……かくいう私も、はじめから「計画的」に勉強ができたわけではありません。むしろ、逆です。計画性に乏しく、小学校の夏休みの宿題は、8月27日あたりから、慌てて片付ける子どもでした。苦しまぎれにつくった「図工の宿題」は…、

段ボールでつくった「輪っか」と「人間」を、ペタリとテープで留めただけ…??

…といった、正体不明のお粗末な作品? でした。いまにして思うと、ずいぶんと無計画な子どもでしたが、だからこそ、「計画」の重要性を理解しています。計画性のない勉強は、時間をムダにするだけです。

 そこで私は、戦略を「長期戦略」・「短期戦略」・「1Day戦略」で考えました
「大学受験」を例にすれば、「東京大学に現役で合格する」ためにどれぐらいの勉強量が必要か、計画を立てることが「長期戦略」です。長期戦略を立てると、勉強に対する継続力や集中力を維持しやすくなります。

 一方で、「定期テストや模擬試験で自分の実力をチェックするための勉強計画」が「短期戦略」です。
 高校時代の私は、定期試験の2週間前に計画表をつくり、「全教科を最低5回以上繰り返して勉強する」ことを心がけていました。

 短期戦略を設定すると、基礎を繰り返して勉強できるので、しっかりした記憶をつくることができます。
 そして、その「短期戦略」を、1日の中でどのような勉強をするのかという「1Day戦略」に落とし込んでいくのです。
「第4回の記事」では、勉強における「戦略」の立て方について述べていきます。

「いつまでに、何を、どれくらい勉強すればいいのか」を把握しておけば、勉強の習熟度はあきらかに加速するでしょう。時間も、人間の能力も、有限です。だからこそ、無駄にはできません。戦略を立てて、効率的に勉強を進める必要があるのです。

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白川敬裕 [弁護士]

弁護士(東京弁護士会所属)、原・白川法律事務所パートナー。 東京大学法学部卒、ラ・サール高校卒。 1975年、福岡県北九州市生まれ。大学4年在学中に司法試験に合格。24歳で裁判官に任官。民事訴訟、医療訴訟、行政訴訟、刑事訴訟等の合議事件に関わる。民事保全、民事執行、令状等も担当。 2003年、弁護士に転身。 著書に『ビジネスの法律を学べ!!』『憲法がヤバい』(共に、ディスカヴァー・トゥエンティワン)、2014年7月まで「ビジネス法務」(中央経済社)にて「民法改正KEYWORD」を連載。共著に『会社の健康リスク対策は万全か』(フィスメック)がある。 NPO法人 日本融合医療研究会副理事長。


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