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三谷流構造的やわらか発想法

なぜ、黒髪より茶髪の若者の方が席を譲るのか?
~電車で学ぶイマドキの若者事情【期待編】

三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]
【第91講】 2014年7月24日
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朝、東京の地下鉄での「勉強」状況…。
女性が圧勝

第81講では「残念編」として、首都圏の電車の中で観察された、残念な若者たちについて書きました。「朝、爆睡する20代サラリーマン」「後輩にサボり自慢するA学院の大学生」「ヒマな夏休みの過ごし方に悩む女子大生2人」「高3長女の進路について会議する一家」が登場人物でした。いまは残念な感じだけど、たったひとつのあなたの人生、しっかり生きてね、がメッセージだったでしょうか。

 さて今回は、未来に希望の光が射しそうな、「期待編」です。

 2013年3月から、東京の地下鉄では車内でも全面的に携帯電話の電波が届くようになりました。その結果として、ホームのみならず、車内でも多くのヒトが、携帯電話、特にスマートフォンをいじるようになりました。

 満員電車の中、「座っているヒトが一列全員、スマートフォンに目を向けている」などという光景も珍しくはなくなりました*1)

 そして、何をやっているかといえば、ゲームやビデオやマンガ(男性)かメール(女性)か、もしくはFacebook やLINEといったSNSなど(男女とも)です。

 でもそんな中でも、電車内で本を読んでいるヒトはまだ、います。私の観察の範囲内では8割が、女性です。読んでいるのは小説か、英語などのスキル・資格系の本。決してマンガやスポーツ紙ではありません。

 また、大型の手帳を出して、スケジュールを確認したり、思いついたことをメモしたりしているのも、ほとんどが女性*2)

 こんなに性差があると、男性の一員として恥ずかしいくらいですが、やはり、これからの日本を背負っていくのは女性なのだと、思い知らされる瞬間です。

*1 そのせいか、降車駅ですぐに気づかず、降りるのが遅い人が増えた。乗る人にとっては大迷惑である。
*2 ただし、車内でノートパソコンをバシバシ打っているのは、ほぼ男性。

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三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]

1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。
2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 主任教授(MBAプログラム)の他に、早稲田大学ビジネススクール、グロービス経営大学院、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。永平寺ふるさと大使。
著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書大賞、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位、ビジネス書大賞2014大賞、『ビジネスモデル全史』(同)はHBRベスト経営書2014第1位となった。
HPは www.mitani3.com

 

 


三谷流構造的やわらか発想法

発想法ってなんのために存在するのでしょう? ヒトと違うアイデアや答えを出すためです。統計的に有意な戦略なんて、定義により無価値ですし、統計的に正しい発想法なんてあるわけがありません。発想に「普遍性」や「高確率」を求めるなんてそもそも矛盾しているのです。発想法も、然り。これまでと違うものを生み出すには、新しい発想法がいま求められているのです。

「三谷流構造的やわらか発想法」

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