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エアバス契約破棄で浮上する
スカイマークの経営危機

週刊ダイヤモンド編集部
2014年8月11日
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日本の航空市場に一石を投じたスカイマーク。元祖低価格航空会社として、大手傘下に入らず独立を貫いてきたが、新機種導入をめぐる騒動をきっかけに、岐路に立たされている。

ミニスカートの客室乗務員など大手にない策を繰り出し、異端児として注目されてきた西久保社長だが窮地に立たされている
Photo:JIJI

 「マネジメントのレベルが極端に低い。完全に判断ミスだ」(大手航空会社幹部)

 国の規制緩和による新規参入第1号であり、航空運賃の低価格路線の先駆けでもあったスカイマークの経営が揺らいでいる。

 スカイマークは7月29日、欧州旅客機メーカー大手のエアバスから、導入予定の大型旅客機「A380」について、購入契約の解除を通告されたと発表した。

 2011年にエアバスと6機を約1900億円で購入する契約を結び、14年10月から19年12月までに順次受け取る予定だった。

 ところが、円安で実質的な購入価格が上昇したことなどから、2機の導入時期を先延ばしし、残り4機を解約する案をエアバスに打診、4月から協議を続けてきた。

 これに対しエアバス側は猛反発。契約を変更するならば、スカイマークが大手航空会社の傘下に入るよう求めた他、購入しない場合には違約金の支払いも求めている。

 スカイマークの西久保愼一社長は、「現在も交渉中」としているが、エアバス側は、スカイマークとの契約について「終結(terminates)」と発表。カタログ価格で1機400億円を超える航空機だけに、「あらゆる権利を行使する」と強硬姿勢だ。

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