ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
株式市場透視眼鏡

消費再増税前の15年9月までは日本株の上昇基調が続く

成瀬順也(大和証券チーフストラテジスト)
2014年9月17日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 日本株の先行きについては、非常に強気にみている。予想PER(株価収益率)を見ると、日本は欧米アジアに比べて大きく出遅れており、その割安感が修正される過程に入ったと考えている。

 消費増税による影響分を除いても、1%超のインフレ率(消費者物価上昇率)が続いており、デフレ脱却が確実になりつつある。しかし、日本銀行が目標とするインフレ率2%はまだ遠い。日銀は現状の異次元緩和を長期化せざるを得ない。

 他方、企業業績は堅調。結果として、株式市場にとっては金融相場と業績相場が共存するばら色の投資環境が長期的に続くだろう。

 消費税率引き上げ以降、百貨店や自動車など高級品・高額品の消費が冷え込んでいる。一方、低価格の専門小売り・サービスやコンビニエンスストアなどが消費を下支えしている。ただ、こうしたかつての「デフレ銘柄」でも客単価の上昇や値上げの動きが広がりつつあり、デフレ脱却を織り込む上昇相場が始まったと判断している。

 米国市場の波乱は今後の不安材料だが、米利上げ懸念が高まればドル高円安を通じて日本株高に、米利上げ懸念が遠ざかれば米国株高を通じて日本株高にと、どちらのケースでも、いいとこ取りで日本株は上昇するとみる。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事


株式市場透視眼鏡

株式投資家に向け、具体的な銘柄選びの方法と銘柄名、株価の動向見通しなどを分析・予測。現役トレーダーが執筆。定量的なデータを駆使し株式投資に役立つ情報満載。

「株式市場透視眼鏡」

⇒バックナンバー一覧