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一瞬で「本音」を聞き出す技術
【第5回】 2014年9月24日
著者・コラム紹介バックナンバー
井上公造

本音を引き出すために必要なたった一つのコツ

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人見知りでコミュニケーションに苦労し、取材がイヤで逃げ出したかった過去。これらを乗り越えてたどりついた境地――本音を引き出すことで、人とのつき合いが変わっていくことを中心に、序章後半は展開していきます。

序章前半は、こちらです。
第4回「なぜ、僕は人が知らない情報を集められるのか?」

最初に学んだこと「喜怒哀楽を聞いてこい」

 皆さんが社会人になって最初に教わったことは何ですか? ビジネスマナー、営業の仕方、企画書の書き方、接客方法など職業ごとにいろいろあると思いますが、新聞記者となった僕がデスクから最初に教わったのは、「喜怒哀楽を聞いてこい!」ということでした。

 日々、さまざまな事件や事故が発生し、そこには何かしらの感情が落ちています。そして、僕ら記者は拾い上げた感情をもとに記事を書き、受け手の皆さんへと発信します。

 しかし、新米記者だった僕は現場に落ちていたであろう喜怒哀楽を見つけようともせずに、ただこの目で見てきたままを記事にしていました。そして、その記事を読んだデスクから、「読んだ人が反応しない記事には意味がない」とバッサリ斬り捨てられたのです。

 まだ未熟だった僕はデスクに向かって、「だって、こんなことしかしゃべってくれなかったんですよ」と、生意気にも口答えしてしまいました。この態度、今の僕がもしデスクだったら、はっきり言ってムカつきます(笑)。

 そんな僕にデスクは、「それはお前の質問が悪いからだ。何かを引き出すような質問ができなかったのなら、相手を怒らせてみろ」とアドバイスをしてくれました。

 ちょっと落ち目になってきたタレントさんがいて、僕のほうから「最近、テレビで見かけませんよね?」という質問をしたとしましょう。どう考えたってかなり不躾(ぶしつけ)質問です。

 相手は「失礼だ」と怒ってしまうか、もしくは「そうなんですよ。仕事がどんどん減ってしまって……」と泣き言を漏らすかでしょう。

 ただ、どっちに転んだとしても、ドラマチックな展開が待っているはずです。皆さんも怒らせることをやってという意味ではなく、喜怒哀楽でしか人は感情を表現できないということを言いたいのです。

 その感情を極大化することで、心に秘めた思い=本音が出てくるのです。

 今のあなたは何に一番興味をもっていますか? ビジネス、人間関係、恋愛、結婚、マネー、将来のこと……、人それぞれの回答があるでしょう。

 でも、広い意味で考えると人間が一番興味をもっているのは人間

 いつの時代も、その人間がもつ喜怒哀楽に興味があるのです。

もっともっと喜怒哀楽を引き出してやろう、それが本音を聞き出す原点です

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井上 公造(いのうえ・こうぞう)

1956年、福岡市生まれ。西南学院大学商学部卒業。食品メーカーの会社員、フリーライター、新聞記者などを経験し、1986年に芸能リポーターに転身。株式会社KOZOクリエイターズ(http://www.kozo-creators.co.jp/)を運営し、芸能リポーターのリーダーとして、芸能ジャーナリズムで幅広く活躍する。現在は、日本テレビ「スッキリ!!」、フジテレビ「ワイドナショー」、読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」、「あさパラ!」、「上沼・高田のクギズケ!」、朝日放送「おはよう朝日です」、「キャスト」、関西テレビ「お笑いワイドショー マルコポロリ!」、中京テレビ「キャッチ!」、RKB毎日放送「今日感テレビ」などにレ ギュラー出演中。編集長を務める公式モバイルサイト「井上公造芸能」(http://sp.kozo.tv/)では、ホットな芸能ニュースを毎日配信している。


一瞬で「本音」を聞き出す技術

芸能リポーター歴28年で、取材した人数はなんと10万人超。そんな圧倒的な取材量を通して身に付けたのは、本音の引き出し方でした。どんなスゴ技か?と思われるでしょう。でも実は、言葉の使い方や仕草をほんの少し工夫しているだけ。誰でも使える“技術”なのです。仕事でもプライベートでも活用できる、相手がつい本音をもらすコミュニケーション術を紹介していきます!

「一瞬で「本音」を聞き出す技術」

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