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就職できない若者の「トンデモ言動」

LINEスタンプは上司に送ってOK?NG?
メールを使わない若者の「迷コミュニケーション術」

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第19回】 2014年10月8日
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 こんにちは、キャリアプロデューサーの櫻井です。

 最近は、「LINE」をはじめとしたコミュニケーションアプリが随分と普及してきました。

 多彩なスタンプなどが楽しめるこのLINE。家族や友達と使うのはとても楽しいものですが、職場など仕事上で使用するには少し注意が必要になる特殊なツールでもあります。なぜなら、誰でも手軽に使用できるサービスであるがゆえに、使う側の配慮が足りず、職場内で問題を引き起こす事があるからです。

欠勤連絡は先輩のLINEに!?
会社に連絡せず無断欠勤騒動に!

ケース1)LINEで勤怠連絡を行った結果、無断欠勤騒動に発展したAさん

 新卒で運送関係の仕事に就いたAさん(男性)は研修期間に入り、しばらくの間、先輩が同乗してくれることになりました。

 気さくな人柄の先輩男性は「分からなことがあれば、気軽に連絡をくれればいいから」と、自身のLINEのIDをAさんに教えました。Aさんは、家で業務を復習する際や、ちょっとした相談は先輩のLINEにするようになり、やりとりを始めました。

 そんなある日、Aさんが朝起きると、体調がすぐれません。そこで先輩にLINEで「欠勤させてください」というメッセージを送ったのですが、それによって問題が起きました。その日、その先輩は早朝から出勤をしており、運転中のためにLINEに気づきませんでした。加えて、なんとAさんは肝心の本社に連絡をしておらず、Aさんは「無断欠勤」となってしまいまったのです。

 今回のケースでは、先輩とのやり取りにLINEの使用を提案されている事もありますが、あくまで個人的な好意として受け止める事が妥当かと思います。そもそも、メールでの業務連絡などであれば、何か問題が起きた時の記録として然るべき会社のメールなどオフィシャルなツールを使う事が重要です。会社全体でLINEを正式なツールとして使用している訳ではない以上、あくまで個人的なやり取りに制限されます。

 しかし、Aさんの場合は先輩とのやり取りがそのままスタンダードになり、LINEを使用するのが当たり前という認識になってしまったようです。結果的に、本来であれば、個人ではなく会社に対してするはずの勤怠連絡を先輩に対してのみ行ってしまい、なおかつ肝心の本社に連絡を入れていなかった事が致命的となってしまいました。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

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