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日の丸製造業を蘇らせる!“超高速すり合わせ型”モノづくりのススメ

わが家の「ルンバ」はただ者じゃなかった!?
アップルに挑戦するお掃除ロボットの秘めた野望

松本晋一 [株式会社O2/株式会社XrossVate/株式会社安田製作所代表取締役]
【第18回】 2014年10月22日
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 「あ、また、ルンちゃんはまっている」(我が家ではお掃除ロボットの「ルンバ」をルンちゃんと呼んでいる)

 「今日は、全部掃除し終えたみたいね」

 我が家にルンバがやってきてから、早1年半が経過する。床の掃除はルンバの担当となった。時々、家具と家具の間に挟まって、業務不履行になっているときもあるが、それはご愛嬌。我が家における掃除の時間が、確実に減ったことは間違いない。

 ルンバを開発したアイロボット(iRobot)社は、1990年に設立されたロボット専業メーカーだ。理念は「Dull、Dirty、Dangerous(退屈、不衛生、危険)な仕事から人々を解放する」。まさに我が家では、その理念の恩恵を受けている。

ロボット企業でありながら
サービス企業の片鱗を見せるiRobot社

 ルンバは「お掃除ロボット」という、新しい市場を確立した。ルンバのヒットにより、日本の家電メーカーもこぞってお掃除ロボットを投入し始めた。ルンバの開発企業であるiRobot社は商品企画力、開発力に長けていると思われがちだが、最近は新しい側面を見せ始めている。ビジネスモデル力としても秀逸なのだ。筆者が提唱する「Forest Map」に当てはめてみると、「価値づくりプロセス」でも収益化を急いでいる。

 「♪ルンバを充電してください」

 掃除中に電池切れになると、ルンバはこのようなメッセージを発する。

 「最近、バッテリーの持ちが短くなったかな。バッテリー劣化したかな。交換時期かな。そういえば、ブラシも少し摩耗してきたな」

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松本晋一 [株式会社O2/株式会社XrossVate/株式会社安田製作所代表取締役]

株式会社O2(オーツー)株式会社XrossVate(クロスベイト)株式会社安田製作所代表取締役。1970年生まれ。千葉県出身。早稲田大学政治経済学部経済学科卒。大手化学メーカー、外資系ITベンダーのディレクター、コンサルティングファームのディレクターなどを経て、2004年株式会社O2を設立、代表取締役就任。2013年に新会社XrossVateを設立。2014年に射出成型用金型メーカ株式会社安田製作所に出資を行い経営参画。


日の丸製造業を蘇らせる!“超高速すり合わせ型”モノづくりのススメ

日本の製造業は危機に瀕していると言われて久しい。様々な業界関係者が口にする「日本企業は技術で勝っても事業で負けている」という言い訳は、本当に正しいのか。実は、日本のゲンバにはもっと根深い本質的な課題がありそうだ。日本企業の5重苦、7重苦の原因は、日本の技術力の低下そのものにあり、その原因は大きく「技術伝承」の放置と悪い意味での「部分最適思考」の2つにある。製造業を中心に大手企業のコンサルティング業務を手がけ、企業のゲンバと深い付き合いを続けてきた株式会社O2(オーツ―)の松本晋一代表取締役が、“超高速すり合わせ型”モノづくりの極意を説く。

「日の丸製造業を蘇らせる!“超高速すり合わせ型”モノづくりのススメ」

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