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キャッシュフロー改善!資金繰りの掟
【第3回】 2007年10月23日
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高橋敏則 [公認会計士、税理士]

利益がどこへ行ったのかをつかめ

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◎利益はどこへ行ったのか
利益はどこへ行ったのか

 経営者は利益がどのように使われているのかを知っておく必要があります。

 利益がどのように使われたか(どこへ行ったか)は、前期末と当期末を比べて資産と負債の増減を計算すればわかります。具体的には、当期末の貸借対照表の資産・負債から前期末の貸借対照表の資産・負債を差し引けば求めることができます。簿記の基本を勉強したことのある人はすぐにわかると思いますが、利益は「収益‐費用」で計算できる他、「当期末資本‐前期末資本」でも計算できます。当期末資本は「当期末資産‐当期末負債」で計算され、前期末資本は「前期末資産‐前期末負債」で計算されます。したがって、利益は2期間の「資産の増減+負債の増減」と一致するわけです。

 資産と負債の増減を図のような表に記入していけば、利益がどこへ行ったかハッキリとわかってきます。利益が増えて現金預金が増えていれば問題はありません。

 しかし、利益が増えて売上債権、在庫、その他流動資産などが増加している場合には要注意です。売上債権の増加には回収の遅れや不良債権の発生による貸倒れの危険性があります。在庫の増加には不良在庫の可能性があります。仮払金、前払金、立替金、貸付金などのその他流動資産の増加には、経営者の公私混同や経理担当者の怠慢の可能性があります。

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高橋敏則 [公認会計士、税理士]

1956年、千葉県生まれ。中央大学商学部卒業。79年、公認会計士二次試験合格後、外資系会計事務所、監査法人を経て独立し、高橋会計事務所を開設、現在に至る。中小企業の経理・財務・税務の指導を行うほか、相続税コンサルティングに従事。各種セミナーの講師としても活躍中。

 


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企業経営にとって永遠のテーマである資金繰り。ポイントはキャッシュフローの改善だ!この連載では、すぐに使えて効果を期待できるセオリーを紹介。

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