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就職できない若者の「トンデモ言動」

ブランクがあっても若者・高齢者より有利!?
「主婦の時代」が本当にやってきていた

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第22回】 2014年11月19日
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 キャリアプロデューサーの櫻井です。

 今回は、いつも取り上げている若者の話題から少し離れて、女性の就職について書いていきたいと思います。とりわけ最近話題の「主婦の社会進出」についてお話しします。

 安倍内閣が経済再生に向け展開している「3本の矢」のひとつである「成長戦略」の中では、「女性が輝く日本へ」という政策提言が掲げられています。

 主だった指針を簡単にいうと、次の3つが挙げられます。

・待機児童をなくしましょう
・女性の役員・管理職を増やしましょう
・育児で職場を離れた方がもう一度働きやすく、そして続けられやすくしましょう

 さらに、<女性が活躍できる社会環境の整備の総合的かつ集中的な推進に関する法律案>(女性活躍推進法案)も審議されていました。

 ただ、残念ながら、11月14日の朝日新聞で「女性活躍法案、成立絶望的に」と報じられたように、せっかくの女性活躍推進政策にストップがかけられようとしています。与党は女性活躍推進法案について14日の採決を提案しましたが、安倍晋三首相が年内の衆院解散・総選挙に踏み切る方針を固めたことにより、野党が「解散で審議できる環境にない」と応じなかったからです。翌週の審議日程も固まっておらず、同法案の成立は絶望的になりました。

 とはいえ、これからは女性の社会進出や出産・育児後の再就職が少なくなるかというと、決してそんなことはないと考えています。総務省統計局の「労働力調査」(2014年1月31日)を見てみると、平成23年において「30~34歳」の有配偶者で働く女性の数は10年前から約10ポイント上昇しています。

 これまでは一度結婚して出産をすれば、生涯主婦として働くつもりだった方が多かったかもしれません。しかし、かさむ子どもの教育費や予期しない離婚、あるいは自立しなければいけなくなった等で急に働くことを余儀なくされた方もいることでしょう。また、自分で自由に使えるお金が欲しい、社会と関わって生きていきたい、という事情で仕事をすることを望む方も増えてきていると思います。

 そこで今回は、一度会社を辞めて主婦になった女性が社会進出をするために必要な覚悟を、敢えて男性目線で書かせて頂きたいと思います。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

「就職できない若者の「トンデモ言動」」

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