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お酒好き、胆石持ちの男性は要注意!
ただの腹痛から最悪死に至る「急性すい炎」の恐怖
――東邦大学医学部・金子弘真教授に聞く

渡邉芳裕
【膵炎編】

膵炎と診断されたら「絶食」治療
そうなる前にできる予防法とは?

――「膵炎」と診断されたら、どのような治療を受けることになるでしょうか。

 とにかく膵臓を休ませること、すなわち食事を摂らないことが大切になります。食事を摂れば、どんどん膵臓はから酵素を出そうとします。ですから、一番大事なことは絶食、絶煙、点滴治療となります。もちろんアルコールはNGです。

――入院が必要ですか?

 入院した方が安心でしょう。絶食・点滴をし、安静を保つことが大切ですから。入院期間は、人によってまちまちです。早い人では3日か4日、1週間ほどで回復する人もいますが、食事を摂った途端にすぐ再発する方もいます。ですから、食事を摂っても大丈夫な状態になってから退院になります。

――膵炎にならないためには、日頃どんなことを心がけるべきでしょうか?

 アルコールを過剰に摂取している方は控える、膵炎を起こす可能性がある胆石があるならそれを取り除く手術を受けることが一番でしょう。自己免疫性の特発性膵炎の場合は予防がわかっていないため、防ぐのは難しい面こともあります。

 ただし、アルコールは最も多い原因とは言いましたが、そのうち何%が膵炎になるかというとそれほど多いわけではありません。また、飲酒が増える年末年始に急性膵炎の患者が増えるといったこともありません。すなわち、アルコールを飲めば膵炎になるわけではなく、何かプラスされた原因があるわけですが、それは未だに分かっていません。胆石を持っていて全く治療をしていなくとも、膵炎になるわけでもありません。

 そうしたなかでも気をつけてほしいのは、膵炎を軽く見ないことです。腹痛になったとき、自分の私生活を顧みて、自分に膵炎が起こりうる可能性を自覚しておくだけでも、重症化を防ぐために随分役に立つのではないでしょうか。

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