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改革意気込む“超軽量級”社長
出直し朝日新聞の視界不良

週刊ダイヤモンド編集部
2014年12月15日
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 「一連の問題の背後にある課題をしっかりと受け止め、確実な解決に取り組みます」「朝日新聞社は必ず変わります。私が社員の先頭に立って必ず変えます」──。12月5日の臨時株主総会で選出された渡辺雅隆・朝日新聞新社長は同日、大阪市内で開かれた就任記者会見の冒頭、こう力強く訴えた。

新体制で旧弊を一新し、「健全な批判精神」を堅持できるかが問われている
Photo by Hiroshi Tanaka

 だが、産経新聞の阿比留瑠比編集委員らが再三、従軍慰安婦問題や、福島第1原子力発電所事故時に所長命令違反があったなどとした一連の誤報について質問したが、特に慰安婦問題の「吉田証言」に関する記事については、第三者委員会が検証作業中であるとして明確な回答は避けた。ただ「第三者委の提言が出た後に、社の対応をまとめて説明する」とも述べた。

 大阪本社社会部長、同編集局長を歴任した渡辺氏。古くは東京大学出身者を中心に政治部と経済部から交互に社長を出してきた朝日にあって、千葉大学卒、大阪本社社会部出身者は初めてだろう。

 大阪社会部時代は「ナベちゃん」の愛称で親しまれ、「特ダネより丁寧に取材を重ねるタイプ」(朝日OB)だったという。

主導権は経済部へ?

 渡辺社長は今後、(1)読者との車座集会の実施、(2)言論の「広場」機能の強化、(3)誤報の防止と訂正報道の抜本的改革、(4)健全な批判精神の堅持、(5)調査報道の強化──に取り組むと語った。どれも至極まっとうだが、目新しさはない。自ら言及した「一連の問題の背後にある課題」とは何なのか、会見で具体的な説明はなかった。

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