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“恋人がいたって一緒に過ごさない”派まで登場?
幻想と幻滅の間で揺れる若者の今どきクリスマス事情

宮崎智之 [フリーライター]
2014年12月19日
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今年もクリスマスシーズンがやってきた。日本のクリスマスといえば、「恋人と2人で過ごす日」というイメージが定着しているが、今年はクリスマスイブが水曜日、クリスマスが木曜日と平日のため、残業に勤しむ男女も多いことだろう。一昔前は赤坂プリンスなどの高級ホテルを予約し、高価なプレゼントを交換し合うことがカップルのステータスとされていた。しかし最近では、カップルであっても質素に家で過ごしたり、友だちと一緒にホームパーティをしたりと、以前と比べて「恋人との特別な日」というイメージが薄れつつあるようだ。商業主義的なクリスマスを馬鹿らしいものと批判的に捉える人も一定数いる。一方で、「クリぼっち(クリスマスに1人ぼっち)」という言葉に象徴されるように、クリスマスを1人で過ごすことに抵抗感を覚える人が多いのも実情だ。最近の若者は、どのようにクリスマスを過ごしているのだろうか。アンケートを基に、「2015年のクリスマスの過ごし方」を徹底調査した。(取材・文/フリーライター・宮崎智之、協力/プレスラボ)

今でも恋人と2人で過ごす特別な日?
変わりつつある若者たちのクリスマス

 クリスマスは、言わずもがなイエス・キリストの降誕を祝う行事だ。しかし、海外では家族と祝うイベントであるのに対して、日本では「恋人と2人で過ごす日」として定着してきた。キリスト教徒ではない人でもクリスマスを祝い、プレゼントを交換し合うことは、もはや日本でも冬の風物詩といっていいほどの市民権を得ている。

 特にバブル経済の絶頂期には、赤坂プリンス(2011年に閉館)などの高級ホテルを予約し、高価なプレゼントを交換し合うことがカップルのステータスとされていた。

 2011年3月31日付の朝日新聞では、当時の赤坂プリンスの様子を「80年代後半から91年までのバブル経済期に若者たちの憧れのホテルとして名を馳せた。特に高級レストランや高級ホテル、リゾートで過ごすスタイルが大流行したクリスマスシーズンの予約は9月末には埋まり、クリスマスにチェックアウトした客がその場で翌年分を予約したほど人気を集めた」と紹介している。

 余計なお世話ながら、予約した後に恋人と別れてしまったらどうするのだろうと、少し心配になってしまうのは、筆者だけではないだろう。

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宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


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