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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

「出世して外車に乗りたい!」「ブランド大好き」
バブル世代と気が合う“肉食系ゆとりくん”が出現中

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第123回】 2014年10月6日
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 あなたは、「最近の若手社員はみんな草食系」だと思っていませんか? もしそう思い込んでいるとしたら大間違いです。実はこのところ、意欲的で社交的、さらに消費意欲が高い若手社員が続々と現れはじめています。しかしどうやらこれは、景気が回復してきたことが原因ではないようです。その理由は、別のところにありました。

 「イマドキの若い奴は……」といった世代論はいつの時代にもあり、ついつい彼らを一括りに考えがちです。ただし、本当にそれでいいのでしょうか? 今回は、大きな変化が起き始めているイマドキの若手社員の性格に注目してみましょう。新しい時代の流れがみえてくるかもしれません。

バブル世代は親近感、氷河期世代は苦手
両者で異なるイマドキの若手社員への評価

 会社の休憩室で缶コーヒーを飲みながら談笑する2人。たわいない近況を話した後、話題に上ったのが今年入社してきた新入社員についてでした。

 「ゆとり世代は控えめと聞いていたけど、最近は違っている奴もいるようだな」

 このように話している2人というのが、広告代理店に勤務しているFさんと同僚のDさん(ともに35歳)。ちなみの2人は団塊ジュニア後期に生まれた世代です。「失われた20年」に翻弄され、就職氷河期の被害をもっとも受けたことから、

・自分らしさにこだわり
・マイペース
・何事においても慎重に考える

 傾向があると言われています。そんな会話をしていると、上司のTさん(48歳)が登場。Tさんはバブル世代なのですが、この会話を受けて、

 「不思議と最近の新入社員の子たちには親近感が沸くんだよね。どうしてだろう。君たちはどうだろうか?」

 と2人に問いかけました。ただ、彼らの答えは「親近感など沸かない」「発言に過剰な演出がある」「媚びているようで苦手」というキツイものばかりでした。どうやら、その新入社員は一癖あるのでしょう。

 上司が「親近感が沸く」と発言したことと2人の新入社員に対する印象には、大きなギャップがあったため、思わず重苦しい雰囲気になりかけました。とはいえ、たわいない会話なので、最後は「人に対する印象って違うものだね」というTさんのコメントでこの話題は打ち切られて、別の話題へと移って行きました。

 しかし、Tさんは心の底で、

 「どうして、あんな元気な新入社員に対して厳しい評価をするのだろうか? この2人の方が覇気もなくて共感できないんだよね」

 と思っている様子。そこまでお互いの評価にズレがでてしまったのは、どうしてでしょうか?

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

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