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ネットでペットボトルは6本単位でしか買えないと、誰が決めた?

かゆいところに手が届く日用品ECへの挑戦

平 行男,ダイヤモンド・オンライン編集部
【第74回】 2014年12月25日
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 「たとえば水のペットボトルは1箱6本入り、というのは物流の視点から生まれた最適な数量です。しかしお客様にとっては必ずしもそれがベストとはいえないかもしれない。ラボのデータが蓄積されてくれば、EC利用者にとって最もハッピーな姿がどのようなものかがわかってくるはずで、それはサプライヤーにとって、新たな視点になります」(増田氏)

常時50~70本のテストを実施

 LOHACO内では、マーケティングラボのプロジェクトにかかわらず、ビッグデータを基にした分析や活用が常時行われている。その際、利用されているのは、アドビが提供するAdobe Marketing Cloudの「Adobe Analytics」や「Adobe Target」だ。担当者はAdobe Analyticsを使ってデータを分析し、LOHACO上でさまざまな企画を実践し、Adobe Targetで、ターゲティングとA/Bテストなどを実施してその効果を測定している。

 「たとえば風邪薬を探している人に対して、一緒にマスクをおすすめしてみる。そういった簡単なものも含めて、さまざまなテストをリアルタイムで実施し、効果を検証しています。サイト上では常時50~70本のA/Bテストやターゲティングが実行されていると思います。“風邪ならマスクだろう”という思い込みではなく、きちんとデータに基づいてその関連性を分析できる点が非常に有効です」(成松氏)

 新たな販売施策などは、各担当者がアイデアを考えたらすぐに小規模にスタートし、結果を見ながら大規模に展開するかどうかを判断しているという。高速でPDCAを循環させる仕組みができあがりつつある。

 サプライヤーをも巻き込んだ新しいECマーケティングの実験場として、LOHACOの取り組みに注目したいところだ。

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