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海外からの旅行者が抱く最大の不満
「無料Wi-Fi」を整備する動きが加速
――旅行者の位置・購買情報マーケティングも

大西洋平
【第73回】 2014年12月25日
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「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」発足記者会見の様子。Wi2社長の大塚浩司氏(前列右から3人目)を中心に、パートナー企業17社の代表、データ分析で提携するアクセンチュアの工藤卓哉氏(前列一番左)などが顔をそろえた Photo:DOL

 東京オリンピックの招致決定以来、とかく「おもてなし」という言葉が取り沙汰されてきた。だが、その「心」ばかりではなく、日本を満喫してもらうための「おもてなしのインフラ」を完備することも不可欠だろう。さもなければ、「2020年までに年間の訪日外国人旅行者2000万人」との目標は儚い夢ともなりかねない。

旅行者にとってのベストは
“日本共通”のフリーWi-Fi

 カジノも有する統合型リゾート施設構想が浮上しているのもその一環と言えるだろうが、もっと率先して整えるべきインフラがある。ITが浸透している諸国を訪れたことがある人なら痛感するだろうが、グローバルに比較すると、日本におけるインターネットの接続環境はけっして万全とは言えない。

 特に遅れているのは、誰でも自由に接続できるフリーWi-Fiだ。宿泊しているホテル内はともかく、街頭でスマートフォンやタブレット端末から地図や観光スポット情報などをチェックしようと試みても、接続可能なWi-Fiスポットが見つからないのが日常茶飯事である。

 こうした実情を踏まえて、Wi-Fiインフラの構築・運営を手掛けるワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)が17のパートナー企業・自治体とともに立ち上げたのが「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」プロジェクトだ。そして、すでに12月12日から訪日外国人旅行者を対象にフリーWi-Fiサービスの提供をスタートしている。

 「これまではWi-Fiが使えるエリアを拡大していくフェーズだったが、今後はそれらを活用して外国人旅行者をどのようにもてなしていくかを追求する時代へと変わっていきます」

 同プロジェクト記者会見の席上で、Wi2の大塚浩司代表取締役社長はこう宣言した。この新たなフリーWi-Fiサービスは、インフラとしての完成度が極めて高いという自信の表れだろう。

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