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箱根駅伝の歴代「山の神」たちが平地で伸び悩む理由

相沢光一 [スポーツライター]
【第330回】 2015年1月13日
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駅伝シーズン真っ盛り
新旧「山の神」対決が実現!?

 年末の高校駅伝から始まった駅伝熱はまだ続いている。

 11日は京都で全国都道府県対抗女子駅伝が行われ、最後の最後まで勝負が分らない手に汗握るデッドヒートが見られた。激しい優勝争いを演じたのは大阪と京都。最終9区、1位京都と12秒差でたすきを受けた大阪・松田瑞生は4キロ過ぎで京都の奥野有紀子に追いつき、並走状態に入る。どちらが先に仕掛けるか、目が離せない状況が西京極陸上競技場まで続き、最後の100mでスパートした松田の力走で大阪が3年ぶり3度目の優勝。見応えのあるレースとなった。

 また、優勝争いを演じたふたりの選手以上に気迫の走りを見せたのが、4位に入った愛知・鈴木亜由子だ。9区でたすきを受けた時は1位京都とは、ちょうど1分の差があった。トップとは300m以上離されていて、直線でもその姿がやっと確認できるほど。だが、優勝争いをするトップふたりがけん制しているうちにみるみる追いつき、トラックに入ってからトップに迫るところまでいった。最後は力尽きて兵庫に抜かれたが、決して諦めずに1位を獲りにいく走りは見事だった。

 鈴木は昨年11月の国際千葉駅伝で優勝した日本代表のメンバー。2区で外国勢を相手に区間賞を獲ったことと、所属が昨年創部されたばかりの日本郵政グループということで注目していたが、軸のぶれない安定した走りを見せる。2013年のユニバーシアード女子1万mで優勝した実績もあり、今後は日本女子長距離界のエースになる可能性もある。注目しておきたい選手だ。

 そして今度の日曜(18日)には広島で男子の都道府県対抗駅伝が行われる。この大会での注目は、箱根駅伝の5区山登りで驚異的な走りを見せ「山の神」と呼ばれたランナーの対決が実現するかもしれないことだ。

 そのひとりは今年の箱根5区を歴代最高タイムで走り、青山学院大学初優勝の立役者となった神野大地。もうひとりは2009年から2012年までの4年間、5区で絶対的な強さを見せ、今回までの5区ベスト4の記録をすべて持っていた柏原竜二(東洋大→富士通)だ。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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