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ホリエモン的常識

トム・ピケティ著『21世紀の資本』に一言申す
努力すれば豊かになれるし
経済的豊かさばかりが人生ではない

堀江貴文 [実業家、SNS株式会社ファウンダー]
【第16回】 2015年1月20日
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Q.フランスの経済学者トマ・ピケティの『21世紀の資本』が話題になっています。資本主義のもとでは、資産を持つ人がますます豊かになり、そうでない層との格差が広がるという内容で、言い換えれば“貧しくても努力し成功すれば豊かになれるとする「アメリカンドリーム」を否定しているとも考えられます。堀江さんはピケティの主張をどう考えられますか。(東京都 20代・男性)

「富者」への反感が「庶民受け」した?!
努力すれば 結果は必ずついてくるはずだ

A.私は『21世紀の資本』を読んでいませんし、今後も特に読むつもりはないので偉そうなことは言えないのですが.

  ただ、読んだ人の感想を聞く限りでは、これを読んだ貧しい人達(本当に貧しいかどうかは別として)が皆、「その通りだ!」と思ってしまうような内容のようですね。

 その点において、マーケティング的にはうまくいっているのではないでしょうか。

 考えてみると、それなりに収入が多いはずのテレビのコメンテーターが、視聴者に向かって、『我々庶民は…』などと言っているのと同じで、圧倒的多数のルサンチマン(ressentiment;弱者が強者に対して憤り、怨恨、非難などの感情を持つこと)を代弁する内容が庶民に受けがいいのだと思います。

 私はもともと地方の両親共働きの中流家庭の出身ですし、その両親はサラリーマン家庭と農家の出身ですし、大学中退=高卒で特に学歴がすごいわけでもありません。

 そんな私でも、努力することでそれなりの成果を上げることができていると思っています。

 「貧富の差が広がる」といっても、ほんの一握りの突出した資産を持っている人達と比較することにどのような意味があるのでしょうか?

 貧富の差よりも、今の人生を楽しめているかどうかに重きを置くことの方が、余程大事なことだと思います。

※トマ・ピケティ(Thomas Piketty)。1971年5月7日 生まれ。フランスの経済学者。パリ経済学校教授。2002年、フランス最優秀若手経済学者賞 (Prix du meilleur jeune conomiste de France) 受賞。

※『21世紀の資本』(仏: Le Capital au XXIe siecle )。トマ・ピケティの著書。長期的には資本収益率は経済成長率よりも大きくなるので、その結果、資本を有するものに富の集中が起こる。資本から得られる収益率が経済成長率を上回る割合が大きくなるほど、富すなわち豊かさは資本家へ蓄積される。このように富が公平に分配されない結果として、社会や経済が不安定となる。この格差を是正するための方法として、経済的ぬ豊かな層を対象とした富裕税の導入・強化を提案している。

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堀江貴文 [実業家、SNS株式会社ファウンダー]

1972年福岡県八女市生まれ。血液型A型。実業家。元・株式会社ライブドア代表取締役CEO。民間でのロケット開発を行うSNS株式会社ファウンダー。東京大学在学中の1996年、23歳のときに有限会社オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)を起業。2000年、東証マザーズ上場。2004年から05年にかけて、近鉄バファローズやニッポン放送の買収、衆議院総選挙への立候補などといった世間を賑わせる行動で一気に時代の寵児となる。しかし2006年1月、証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され懲役2年6ヵ月の実刑判決を下される。2013年11月に刑期を終了し、ふたたび自由の身となって「ゼロ」からの新たなスタートを切った。自身のブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」で独自の見解を展開中。著書に『徹底抗戦』『人生論』『希望論』など。TV、ラジオ、インターネット番組と幅広く活躍中。


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