ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
inside Enterprise

出ばなをくじかれた有望新薬
第一三共が進める合理化策

週刊ダイヤモンド編集部
2015年1月19日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 国内製薬3位、第一三共が年明け早々、「弱り目にたたり目」の事態となっている。連結売上高の約3割を占める主力商品の高血圧症治療薬、「オルメサルタン」の特許切れが、間近に迫る第一三共。同社がこれに代わる“命綱”と位置付けていた、新薬「エドキサバン」が今月8日、最大市場の米国で承認された。血管内で血液が固まり、脳卒中などが起こることを防ぐ薬だ。

 第一三共は2月から、本格的な営業活動に入る予定だが、問題はその“ただし書き”だ。米食品医薬品局(FDA)から、腎機能が正常な患者には使用不可という制限が設けられたのだ。

 エドキサバンは、ブロックバスター(年間売上高1000億円以上の薬)となり得る可能性を秘めていただけに、この発表後、第一三共の株価は大幅に下落した。

 ただでさえ、同じタイプの薬では、米ファイザーや米ブリストル・マイヤーズ スクイブ、独バイエルなど欧米製薬会社が先行販売している。しかも、第一三共は、欧米でのエドキサバンの販売について、現地パートナーと組まず、自前の営業組織だけで行うという同社初の挑戦を掲げていた。もともと、シェアの奪取は容易ではないとみられていたのだ。そこに、今回、新たな足かせが加わったことで、「競合他社は当然、エドキサバンのネガティブキャンペーンを張る。販売計画に遅れが出るのは必至」(業界関係者)とみられている。

次のページ>> 遅きに失したリストラ
1
nextpage

今週の週刊ダイヤモンド

2017年1月28日号 定価710円(税込)

特集 劇変世界を解く 新地政学

世界史の大転換が始まる

【特集2】
銀行界も戦々恐々
コンビニATM戦争

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購読いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


inside Enterprise

日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?『週刊ダイヤモンド』編集部が徹底取材します。

「inside Enterprise」

⇒バックナンバー一覧