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耳の画像を送れば作ってもらえるカスタマイズイヤフォン

岡 徳之
2015年2月4日
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 フィギュアのような小型のものから、大型のものでは住宅にいたるまで、3Dプリンターのさまざまな用途が提案されている。かぎられたリソースで同じ製品を一度に量産できることはその革新性の一要素ではあるが、より本質的なこととして、あらゆる製品を個人が求める形に「カスタマイズ」できることはもっと注目されていいと思う。

 たとえば身近な例として「イヤフォン」。家電量販店やコンビニエンスストアで簡単に購入できてしまうが、高価なものか安価なものかにかぎらず、耳に付けていても収まりの悪さを感じたり、音楽を聞いている途中に落ちてしまったりしたことがある人は少なくないだろう。それこそ、自分の耳の形にフィットするものを作れたらと思う。

3Dプリンタを使えば、ユーザーの耳の形を正確に把握できる

 アメリカ・ニューヨークに拠点を置くNormal Ears社は、「スマートフォンアプリ」と「3Dプリンター」を組み合わせて使うことで、すでにこれを実現している。製品名は「Normal(ノーマル)」。

 同社がアップルのApp StoreとグーグルのGoogle Play上で公開しているスマートフォンアプリは、ユーザーの耳の形を正確に知るためにある。アプリを起動するとカメラ機能が立ち上がる。左耳の横に25セントコイン大のなにかを置き、それを指でおさえることで、耳の大きさを確認。顔の正面、目と同じ高さでスマートフォンを手で持って固定する。

 準備ができたらアプリが音声で10秒間カウントしてくれるので、その間にスマートフォンの正面に耳が来るまで頭を右側にまわす。その間、カメラが撮影するので、いろんな角度からとらえた耳の画像を保存することができる。同様の動作を、右耳でも繰り返す。Normal Ears社のCEO ニッキ・カウフマン氏もこう言うが、耳の形は当然左右で異なるのだ。

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おか・のりゆき

「マイナビニュース」「J-CAST」など、主にウェブ媒体での執筆活動を行ない、IT業界全体を俯瞰するマ クロな視点とウェブ技術に特化したミクロな視点で、業界を定点観測している。デジタルネイティブ世代とロスジェネ世代の中間層(1986年1月生まれ)。PRエージェンシー勤務を経 て、2011年より企業広報・ソフトウェア開発を専門とした株式会社tadashikuを立ち上げる。国内大手BtoCブランドのPR業 務に従事し、国際的な広告賞を受賞したデジタルクリ エイティブキャンペーンにも携わった。


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