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外資系投資銀行のエクセル仕事術 ウェブ版
【第3回】 2015年2月19日
著者・コラム紹介バックナンバー
熊野整

エクセルを使いたければ、
F1キーを抜け!?

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エクセルでは、計算ミスをしないことが大切。今回紹介するのはF2というキーです。では、なぜF1キーを抜くのか?その理由を公開! 『ビジネスエリートの「これはすごい!」を集めた 外資系投資銀行のエクセル仕事術』の著者・熊野整氏による連載第3回。

投資銀行では、
計算ミスは絶対に許されない

 投資銀行で絶対にやってはいけないこと、それは計算ミスです。たとえば、M&Aのアドバイスをするときに買収金額の計算をしますが、外資系の投資銀行の場合、最低でも数百億円、大型になると数兆円もの買収金額になります。これを、エクセルを使ってしっかり計算するわけですが、そこで計算ミスをして金額が少しずれただけでも、それこそ数億円、数十億円の違いになってしまいます。

 そこで活躍するのが、写真のキーボードです。なぜ、F1キーが抜かれているかは後で説明します。


 顧客が投資銀行に求めているのは、ミスが絶対にない、正確な計算です。万が一計算ミスをしようものなら、顧客の信頼を失うばかりか、損害賠償を請求される可能性すらあります。ですから、投資銀行は計算ミスを起こさないように、十分に時間をかけて計算チェックを行います。

 実際に投資銀行で仕事をしている人間からすると、計算にはものすごく大きなプレッシャーがあります。よく「汗と涙の結晶」と言いますが、投資銀行の計算作業は「冷や汗と涙の結晶」です。

 いまでこそ私も、「計算ミスをしてはダメですよ」などと軽く言っていますが、投資銀行にいたときには本当に怖くて、できれば計算をやりたくないと思うこともしょっちゅうでした。
 夜中まで計算して家に帰り、眠る直前に「あれ、あそこの計算、間違えているかも?」と思うと、気になって眠れなくなります。そのプレッシャーを乗り越えてミスのない計算をしなければならないところが、投資銀行の仕事がきついと言われる理由の1つでもあります。

 そんなわけで、今回は、拙著ビジネスエリートの「これはすごい!」を集めた 外資系投資銀行のエクセル仕事術の中で、もっとも基本的な計算チェック方法であるF2キーについて説明します。

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熊野 整

ボストン大学卒業後、モルガン・スタンレー証券投資銀行本部に入社し、大型M&Aや資金調達プロジェクトをリード。退社後はグロービス経営大学院にてMBA取得、その後、大手上場インターネット企業に入社し、事業責任者として事業計画の立案から戦略遂行までを行う。現在は、スマートニュース株式会社にて、収益計画策定、資金調達、上場準備など財務企画業務全般をリード。「グローバル投資銀行のエクセルスキルを、分かりやすく伝えたい」というモットーの下、2013年10月から週末に個人向けエクセルセミナーを開催したところ、参加者数は1年で3000人を超え、大人気セミナーとなった。現在は、個人向けセミナーに加えて、企業研修も数多く開催しており、多くのビジネスパーソンの収益計画の作成指導を行っている。https://www.facebook.com/simulation2013/

 

 


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『ビジネスエリートの「これはすごい!」を集めた 外資系投資銀行のエクセル仕事術』著者の熊野整による、エクセルと外資系投資銀行の仕事術のあれこれを集めた連載です。

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