スマートエイジングライフ
男の食育 笠井奈津子
【第10回】 2015年2月23日
笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

居酒屋で飲んでも太らないメニュー5選

 目標体重にはすでに到達していたクライアントさん。飲み会のときのこんな写真に「もう、完璧に(食事指導からは)卒業だな」と思いました。お酒を飲んでも太らない…そんな食べ方がもう身についていたからです。

 「お酒は太る」そう思っている方は多いと思います。でも、周りを見渡してみると、お酒好きな人の中にも、スラッとした体型を維持している人がいますよね。「いくらお酒を飲んでも太らない」わけではないけれど、食事の選び方にさえ気をつければ「お酒を飲んでも太らない」は可能なのです。

お酒を飲んでも太らないポイント
食事のメインは野菜+おかず

飲み会のときの食事、どこまで気を付けていますか?

 お酒の中でも、特にビールや日本酒は太りやすいイメージをもたれています。そんなお酒のカロリーをみていくと、

ビール ジョッキ1杯(500ml) 約200kcal
日本酒1合(180ml) 約190kcal
ワイン1杯(90ml) 約70kcal
焼酎1杯(60ml) 90kcal

 あれ?ビールって、100mlあたりで比べると、他のお酒よりもカロリーが低いくらいじゃない?という話になります。ただ、ビールや日本酒は糖質を多く含みます。糖質の摂り過ぎが確実にメタボ腹を助長させることは言うまでもありませんよね。

 とはいっても、ジョッキ1杯のビールに含まれる糖質の量は約15g。ご飯1杯(150g)に含まれる糖質の量が約55gであることを考えると、ビールの糖質はその3分の1以下。そんなビールの1杯や2杯が致命的になるとは考えにくいものです。お酒を含めて食事全体の糖質が過度にならなければ「お酒を飲んでも太らない」はいつでも実現可能なのです。

 居酒屋に限らず、お酒を飲むときは、こう考えてみるのはどうでしょう。

 「お酒を飲むときは、おかずと野菜がメイン」

 そう考えると、オールジャンルのメニューが並ぶ居酒屋は、非常にダイエットメニューをカスタマイズしやすい外食といえます。

 ごはんものや麺類など炭水化物系を選ばなくても満足するくらい、一品メニューがたくさんあるはずです。ランチタイムの外食でメインのおかずから小鉢まですべてカスタマイズすることは難しいけれど、居酒屋であれば、なにからなにまでお好みでオーダーできるのですから、こんなにラッキーなシチュエーションはありません。

 今回は「お酒を飲んでも太らない」ために居酒屋で食べるべき5つのメニューを食べていただきたい順にご紹介していきます。

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


男の食育 笠井奈津子

目、肩や腰の痛み、毛、お腹周り、ニオイ……。男も年を重ねれば重ねるほど、若い頃は気が付かなかった悩みに振り回されることになる。そんなとき、対策の1つになるのが「食」だ。しかし、男性が自分で正しいと思った対策するのには、注意が必要だ。実は思い込んでいる知識が勘違いであるばかりか、症状は悪化、さらに若さを一層失うことになりかねないからだ。この連載では、そんな「食」の知識に未だ乏しいミドル男性に対し、若い頃と変わらない身体を保ってもらう「男の食育」を行っていく。

「男の食育 笠井奈津子」

⇒バックナンバー一覧