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課長の覚悟
【第4回】 2015年3月5日
著者・コラム紹介バックナンバー
寺松輝彦

「出世したくない」いまどきの部下には「人並み
でありたい」という意識を刺激して動機づけを
やる気のない部下をどう育てるか?

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多くの課長たちの悩みは、やる気のない部下をいかに動機づけるかということだ。かつてのように「出世したい」「クルマがほしい」といった欲のない若い人たちを動機づけするには、どうすればよいのか? ヒントは「人並みでありたい、落ちこぼれたくない」という意識にある。

動機づけの手がかりは「人並みでありたい」という意識

 課長たちには、部下を戦力化したいが部下にはやる気がないという悩みがあります。この悩みは、最近とても多くなってきています。

 部下にやる気がないから、動機づけしようと期待を伝えても厳しく言ってもぜんぜん響かないそうです。だから困るというわけです。

 また、最近はパワハラ問題があり、厳しい言葉は使いにくくなっています。

 甘いことを言っても、厳しく言ってもなかなか効果が上がりません。つまり動機づけの手がかりがつかめないのです。

 ところで、人の心理を研究していくと、動機づけの手がかりが見えてきます。最近の部下は、とくに頑張る気持ちはないけれど、人並みではありたいという意識はあります。落ちこぼれるのはイヤだというわけです。

 特別に出世はしなくてもよいけれど、いまの生活は壊したくないと思っています。

 この感情はふつうの考え方です。ですから気がつきにくいのですが、立派な動機づけになる感情です。つまり「人並みでありたい」という感情や気持ちは充分に動機づけの対象になるのです。

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    寺松輝彦 

    福岡県生まれ。早稲田大学文学部英文学科卒業。(株)社員教育研究所にて、営業、教育教材開発、研修プログラム開発、主任講師、子会社経営などを経て、1988年より(株)コスモ教育の代表取締役。(株)アイウィル主任講師、中小企業大学校(経産省管轄)の講師等を務める。ほか、各企業の社員研修や、多数の商工会議所、県商工会連合会、経営者協会等のセミナーにて講演。
    著書に『できる新入社員になる!』(ダイヤモンド社)『主任係長実力アップクイズ40』(PHP研究所)『技術者が営業をきわめる本』(PHP研究所)がある。


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