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二十四節気に合わせ心と体を美しく整える
【第2回】 2015年3月5日
著者・コラム紹介バックナンバー
村上百代 [漢方薬・生薬認定薬剤師]

春の養生法:苦味と酸味の食材を多めに摂る

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今回からは、二十四節気ごとの具体的な養生法のエッセンスを『二十四節気に合わせ心と体を美しく整える』の内容から紹介していきます。まずは、四季の始まりの春からスタートです。旧暦ではこの季節から1年が始まるのです。春は芽吹きの時、新しく命が生まれ育ちはじめます。方向は東、色は青、新緑の木がこの季節を象徴します。ふきのとうなどの苦味と酢の物やイチゴなどの果物の酸味、ニラや椎茸・緑黄色野菜などを多めに食すべきです。ストレッチと心のリフレッシュを忘れずに過ごしましょう。

立春(りっしゅん)
新暦で2月4日~2月18日頃

 「立春」は春の始まりです。「立」には「始まる」の意味があります。旧暦では、この季節から新年が始まります。八十八夜・二百十日などはこの日が起算日となります。この期を象徴するうぐいすは、春告鳥(はるつげどり)とも呼ばれ春の兆しを告げるのです。

 春はなんでも始まりが肝心です。ちょっとしたストレスを放置したことで、大きな病気を招きます。新年とともに自分の精神に注意を向けてください。冬の間に充分に養生をして、春の始まりとともに、駆け出していくのです。冬に蓄えたエネルギーを解き放ちましょう。

 この季節は目の病になりやすく、ストレスなどで目が痙攣(けいれん)しがちです。目に違和感を感じた場合は、まず早寝遅起きが肝要です。そして、ひどくならないうちに養生しましょう。

 梅干しはクエン酸が多く、滋養にもよく、疲れをとります。胃腸や呼吸器を丈夫にします。また殺菌、汗止めの効果があります。種を取って煮詰めた梅肉エキスは、どんなひどい下痢にも効果的です。

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村上百代 [漢方薬・生薬認定薬剤師]

1958年長野県松本生まれ。1981年、北里大学薬学部薬学科を卒業。製薬会社で薬の研究に携わるが新薬の限界を感じ2年後に退社。「女性と漢方・髪と肌の健康美容」をテーマにしている株式会社自然美に入社。以降東洋医学と漢方について探求を進め、テレビ・雑誌等メディアへの出演多数。現在は処方箋調剤薬局で和の養生法を指導したり、講習会を行っている。

著書に『年をとるほどに健康になる人、なれない人』(自由国民社)、共著に『髪と肌の健康美をつくる薬膳料理教室』(JDC)、『真の健康美容は食習慣から』(文芸社)などがある。


二十四節気に合わせ心と体を美しく整える

昨今、日本古来の生活様式が見直されつつあります。自然を感じ、自然を味わう、この昔ながらの知恵を学ぶことで、私たちは心豊かで、健康な人生を過ごせるのです。東洋医学では太陽や月の動き、季節に合わせて生活することを最高の健康法と考えます。本連載では各四季をさらに細かく六つに分けた二十四節気を用い、それぞれの時季に何を心がけ、体調管理をし、どんな食事を摂ればよいかを具体的に紹介していきます。

「二十四節気に合わせ心と体を美しく整える」

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