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吉崎誠二の「どうする? これからの住まい」

上がる?下がる?2020年のマンション価格

今は同価格でも5年後、2倍の差が出そうなエリアとは?

吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]
【第12回】 2015年3月10日
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「そろそろ不動産暴落か?」

 首都圏を中心に新築マンション、中古マンションとも値上がりが続いている。徐々に上昇幅は小さくなっているものの、東京都区部のマンション価格は2012年秋頃から比べると、ずいぶん値上がりしたな、という印象だ。

首都圏のマンション価格はそろそろピーク?
Photo:yyama-fotolia.com

 しかし、週刊誌などでは「そろそろ不動産暴落か?」や「マンション価格はいまがピークか」といったネガティブな記事が踊っている。私のところにも、何誌もの週刊誌記者が訪れ、「いつごろ下がりますか?」という質問をされる。彼ら・彼女らは明らかに、専門家である私に「そろそろ、下がると思いますよ」という回答を期待しているかのような聞き方だ。

 たしかに、いろいろなデータや業界関係者と話していると、そろそろ陰りが見え始めていると言っていいだろう。価格はもう伸びず、程よいところで落ち着く、調整局面に入っていると思える。今年の夏以降からは、しばらくこうした傾向が続くだろう。

 だが、、オリンピック開催の2020年以降は、東京都心でもエリアによってはマンション価格が大幅な下落すると予想する。場所によっては、早くも東京オリンピック前に、値下がりするだろう。

 こんなことが起こるかもしれない。

 港区の台地に立つマンションと湾岸エリアに立つマンションのある物件。ともに築年数が同じで現在ともに1億円の物件だとして、2022年に売ろうと査定を依頼すると、一方は1億円2000万円、もう一方は6000万円。その差は2倍!このように、分譲マンション資産の二極化が起こると予測する。

 本シリーズ最終回の今回は、分譲マンション価格の5~10年を予測してみたい。

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吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]


早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。立教大学博士前期課程修了。船井総合研究所上席コンサルタント・Real Estateビジネスチーム責任者を経て、現在、ディー・サイン不動産研究所所長に就任。不動産関連企業・ハウスメーカー・設備関連メーカーなどを中心にコンサルティングを行う傍ら、不動産エコノミストとしてデータ分析、一般・投資家・企業向けの講演を多数行う。著書に『2020年の住宅・不動産市場』(朝日新聞出版)『「消費マンション」を買う人 「資産マンション」を選べる人』(青春出版社)など9冊。連載はダイヤモンド・オンラインをはじめ、各種媒体に月間6本を担当。オフィシャルサイト&ブログ http://yoshizakiseiji.com/blog/

 


吉崎誠二の「どうする? これからの住まい」

40代後半になると、多くの人にとって子どもが数年後に独立を向かえ、自分の親は70代後半にさしかかる。子どもの就職や親の介護、病気などの新たな心配が増える時期になる。働き盛りで仕事は忙しいが、プライベートも忙しくなることが多いのではないだろうか。そんなときに、子どもが生まれて間もない頃に、子育て環境を最優先に買った郊外の住宅は最適だと言えるのだろうか。昔買った住宅に一生住み続けなければならない、ということはない。スマートに、家族構成や仕事の状況に合わせて住み替えるという発想を持ってもいいはずだ。当連載では、住み替えるためのさまざまな例を紹介し、40代後半からの住まいについて考える。

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