ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
老後のお金クライシス! 深田晶恵

私立中学受験には、
小4~高3で出費1000万円を覚悟せよ

深田晶恵
【第12回】 2015年3月11日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

子どもひとりの教育費に月10万円!

Photo:sunabesyou-Fotolia.com

 前回は「無計画な教育ローンや奨学金は老後貧乏の伏線」というタイトルで子どもの大学進学費用について書いた。

 今回は、私立中学受験の話。私立は公立に比べお金がかかることは周知の事実だが、実際にどのくらいお金がかかるのか、綿密に調べたうえで私立中学への進学を決めている親は意外に少ないのが現状だ。

 事前に学費を調べた人でも、毎年学費を払い続けながらも貯蓄ができるかどうかシミュレーションしている人はごく少数に留まる。具体的にどのくらいのお金がかかるのか、私立と公立それぞれの費用を見てみよう。

 公立中学は年間40万~50万円程度の出費に対し、私立中学は「年間120万円」かかるイメージだ。ただし、入学年は入学金等その他の費用がかかるため、合わせて150万円以上の出費となる。入学金等を別にしても、子どもひとりに月10万円とは! 2人通わせると月20万円。「大人の俺が月数万円の小遣いで我慢しているのに…」というみなさんのぼやきが聞こえてきそうだ。

 私立中学に進学すると、ほぼ100%高校も私立に通うことになることも想定しておきたい。中学から高校までの6年間の費用の合計額は、公立校は約251万円、私立校は公立校の2.5倍以上の約686万円にもなる。

 「公立中学に行って高校受験のために塾通いするなら、エスカレーターで高校に上がれる私立のほうがトータルでお金がかからないと判断した」という話を男性からたまに聞くが、受験のための塾代をかけたとしても公立のほうが出費は少なくて済むケースのほうが多いのではないか。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

深田晶恵 

ファイナンシャルプランナー(CFP)、(株)生活設計塾クルー取締役。

1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。20年間で受けた相談は4000件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、レタスクラブ等でマネーコラムを連載、ほかにダイヤモンド・オンラインでの『40代から備えたい 老後のお金クライシス!』のネット連載も 好評。

主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』、『投資で失敗したくないと思ったら、まず読む本』『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂5版』(共にダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』、『図解 老後のお金安心読本』(共に講談社)他多数。
1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。18年間で受けた相談は3500件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、ダイヤモンド・オンライン等でマネーコラムを連載中。
主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』『投資で失敗したくないと思ったらまず、読む本』、『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂5版』(共にダイヤモンド社)(共にダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』『図解 老後のお金安心読本』(共に講談社)他多数。


老後のお金クライシス! 深田晶恵

「年金崩壊」「定年後破産」などの恐ろしい言葉が飛び交う少子高齢化の現代ニッポン。老後の生活を支えるお金について熟知しておくことは、もはや誰にとっても待ったなしだ。30代でも早すぎない、40代なら今まさに備えを始めたい、老後資金のあれこれを人気FPがわかりやすく指南する。

「老後のお金クライシス! 深田晶恵」

⇒バックナンバー一覧