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40代からの人生の折り返し方 野田稔

40代からの能力劣化を防げるか?
あなたの危険度チェックリスト

野田 稔 [一般社団法人 社会人材学舎 代表理事]
【第4回】 2015年3月30日
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成長できる人の「5つの能力」
自己評価でAをいくつ取れるか

 自らのキャリアを成功に導くための要諦はどのようなものか、前回まで年代別に考えてきた。

 新入社員はまず、仕事の型を身につける必要がある。続いて20代では自己ブランドの社内構築だ。「〇〇君(さん)は優秀だね」と社内でいわれる存在を目指す。30代では自分の型を見出し、プロへの第一歩を踏み出す。目指すは「××と言えば○○君(さん)だよね」といった評判だ。40代には一流のプロフェッショナルとして、社内だけでなく社外でも名前が取りざたされる存在を目指し、50代になったら、世代継承性と社会貢献を優先するようになるべきだと思う。

 これが理想のキャリア成長論だが、これを実現するためにはいくつか必要な能力がある。それをキャリア成長のための5つのメタ能力と呼んでいる。

あなたには「5つのメタ能力」が備わっているだろうか?次のページのチェックリストで確認してみよう
Photo:taniho-Fotolia.com

 5つのメタ能力とは(1)職務能力、(2)リーダーシップ、(3)学習する力、(4)オートノミー(自律性)、(5)人としての力、である。今回から2回にわたってこのメタ能力について詳しく説明してみたい。

 理想は若いときから、この5つの能力すべてを高レベルで身につけることだが、なかなかそういう人はいないものだ。

 これらの能力の中で自信のあるものを尋ねれば、職務能力や専門能力、そしてリーダーシップを挙げる人が多いのではないだろうか。そして、これこそが成功するキャリアを形成する最も重要な能力と考えるのではないだろうか。

 40代のビジネスパーソンに質問したとすると、(1)の職務能力には自信があり、(2)リーダーシップにも少し自信がある。しかし、(3)学習する力と(4)オートノミーはよくわからないのでやや自信なし、(5)は照れくさいので自信なしと答えておこう、というようなところではないだろうか。さて、読者の皆さんはどうだろうか。

 それぞれ3つずつ質問をするので、ABC3段階で自己評価をしてほしい。3つとも○ならばAということでもいいし、3問全体を考えて、自己評価してもらってもいい。ただ、誰に言うわけでもないので、素直に自分に答えてみてほしい。

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野田 稔 [一般社団法人 社会人材学舎 代表理事]

明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授/株式会社リクルートホールディングス リクルートワークス研究所 特任研究顧問。野村総合研究所、リクルート社新規事業担当フェロー、多摩大学教授を経て現職に至る。日本テレビ系列「ズームインスーパー」、NHK総合「経済ワイドビジョンe」「Bizスポワイド」、NHKEテレ「仕事学のすすめ」などメディアでも活躍。主な著書に『組織論再入門』『中堅崩壊』(以上ダイヤモンド社)、『二流を超一流に変える「心」の燃やし方』(フォレスト出版)『企業危機の法則』(角川書店)など多数。


40代からの人生の折り返し方 野田稔

40代は時計で言えば、ちょうど昼の12時を回った人生の午前中が終わったばかりだ。人生折り返し、1日に例えれば、午後をいかに過ごすか。黄昏が訪れる前に上手に人生を折り返す方法をこの連載では考える。

「40代からの人生の折り返し方 野田稔」

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