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40代からの人生の折り返し方 野田稔

定年後の人生を危うくする40代のNG行動

野田 稔 [一般社団法人 社会人材学舎 代表理事]
【第3回】 2015年3月16日
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やるべきことに支配され
やりたいことを我慢していないか?

あなたは定年後の自分についてイメージできているだろうか?
Photo:milatas-Fotolia.com

 私は一般社団法人社会人材学舎の代表理事(伊藤塾の伊藤真塾長との共同代表)を務めている。社会人材学舎ではいくつかのコースを並行して走らせており、ほとんどが「自分のキャリアを自分自身の手でデザインし、より良い人生を創造する」ことを目的にしている。

 現在は主に40代~50代のビジネスパーソンに向けて展開しているが、そもそも年齢は関係ないと思っている。自分の人生を自分の手に取り戻すのに、早いも遅いもないからだ。

 “キャリアを自分の手に取り戻す”などと言うと、「そんなこと当たり前ではないか」と反論されそうだが、果たしてあなた自身は自分の人生を完全にコントロールしていると言い切れるだろうか。多くの人は、やらねばならないこと、“Must”に支配され、本当にやりたいことを我慢しているはずだ。

 確かに、それは生きていくうえである程度仕方がないことだろう。しかし、それでよしとしてしまったら、未来永劫、理想の人生は手に入らない。どんなに小さなことでもいいから、自分の人生を自分にとってよりよくするための努力をするべきだ。ましてや、今のままの人生の先行きに希望も持てないのに、何らキャリアチェンジの努力もしないのは、私に言わせれば自分の人生に対する冒涜行為だ。

 社会人材学舎は第一義的に教育機関である。自分を変え、自分の意志と才能を開花させることを求める。その上で必要とあればふさわしい能力発揮の場を斡旋する。自分を変えるにはいささかの時間が掛かる。しかし、その時間は長くて3ヵ月。自分を変えるための先行投資としては決して長くないと思う。

 今回は、そんな学舎で教員を務めながら受講生に向き合ってきたスタッフの報告を紹介したい。皆さんと同年配のミドル~シニアが一体どのような状況に置かれ、キャリアデザイン上どのような課題を抱えているのかを示したいと思う。

 もしかすると、皆さんの中にも気づかぬうちに同じような罠にとらわれている方がいるかもしれない。ただし、ここで紹介する事例は一部デフォルメしたところもあるし、実際に入塾された方のケースだけとは限らないことをお含みおきいただきたい。

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野田 稔 [一般社団法人 社会人材学舎 代表理事]

明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授/株式会社リクルートホールディングス リクルートワークス研究所 特任研究顧問。野村総合研究所、リクルート社新規事業担当フェロー、多摩大学教授を経て現職に至る。日本テレビ系列「ズームインスーパー」、NHK総合「経済ワイドビジョンe」「Bizスポワイド」、NHKEテレ「仕事学のすすめ」などメディアでも活躍。主な著書に『組織論再入門』『中堅崩壊』(以上ダイヤモンド社)、『二流を超一流に変える「心」の燃やし方』(フォレスト出版)『企業危機の法則』(角川書店)など多数。


40代からの人生の折り返し方 野田稔

40代は時計で言えば、ちょうど昼の12時を回った人生の午前中が終わったばかりだ。人生折り返し、1日に例えれば、午後をいかに過ごすか。黄昏が訪れる前に上手に人生を折り返す方法をこの連載では考える。

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