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STAY GOLD! リーゼントマネジャー岡田兵吾の「シンガポール浪花節日記」

「部下を幸せに導く上司」のお手本!
亡きリー・クアンユー氏への想い

岡田兵吾 [マイクロソフト シンガポール シニアマネジャー]
【第16回】 2015年3月31日
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アジアの巨星リー・クアンユー氏は
「リーゼントマネジャー」の生みの親だった!?

 各所の卒業式も終わり、4月から多くの新入社員が誕生する。それに伴い「新人上司」も誕生することだろう。そこで、ふと思う。日本の「上司」と呼ばれる人間の何パーセントが「良い上司」「良いリーダー」であるのだろうか。

 シンガポールで「良いリーダー」という話となると、真っ先に出てくるのがシンガポール初代首相を務めたリー・クアンユー氏だ。

 ご存じの方も多いと思うが、先日3月23日に「シンガポール建国の父」とも呼ばれるリー・クアンユー氏が亡くなった。ご冥福を心からお祈りしたい。

リー・クアンユー元首相との最後の別れのため、国会議事堂前に列をなす一般弔問客。列は最大12時間待ちとなったが、著者は熱い心を胸に弔問した

 著者は幸いにも、2009年に彼の講演を直に聞いたことがある。驚いたのは、当時86歳だったにもかかわらず、とにかくパワフルでユーモアに溢れ、かつ数字や事実に詳しく頭脳明晰であったことだ。

 資源の少ない小国であるシンガポールが、いかに発展してきたか。これからも世界の新しいチャンスを逃さずに、グローバリゼーションの時代に適応していく必要性を、眼光鋭く、用意した資料など一切見ないで、流暢に語っていたのが今も強烈な印象として残っている。

 テーマが日本の少子高齢化社会や日本経済の活性化に及ぶと、彼はこのように提言した。

(1)「開国」して移民を受け入れること

(2)「世代交代」して40~50歳代に重要な活躍の場を譲ること

 日本に向けて、今すぐこの2つを「決断すべし」と警鐘を鳴らしたのだ。

 当時36歳であった著者に最も影響を与えたのは、次の部分だ。

 「シンガポールでは、実務は40~50歳代に任せている。活力と情熱があり、若い世代への共感に富んでいるからだ。日本社会でも、40~50歳代のさらなる活躍を期待している

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岡田兵吾 [マイクロソフト シンガポール シニアマネジャー]

大阪生まれ。同志社大学工学部卒業後、アクセンチュア(日本/アメリカ)、デロイトコンサルティング(シンガポール)、マイクロソフト(シンガポール)で19年間、業務・ITコンサルタントとして活躍。シンガポール移住11年、永住権を保持し、近年はアジア全域の新事業開発、業務改善、組織改革に従事。 人生の目標は「ソーシャル・チェンジ」(社会変革)、座右の銘は「Stay Gold!」。グローバルビジネス経験を活かして日本およびアジアの顕在化した社会問題を解決し、多くの人々が希望をもてる社会の実現を目指している。

☆ブログ: シンガポールではたらくリーゼントマネージャー岡田兵吾のStay Gold!
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☆Twitter: phoenix_hugo(リーゼントマネージャー岡田兵吾)


STAY GOLD! リーゼントマネジャー岡田兵吾の「シンガポール浪花節日記」

アジアのグローバルシティとして大きな変化を遂げたシンガポール。しかし意外にも、あらゆるところに「浪花節文化」が存在していることを、あなたはご存じだろうか? そこで当連載では、日本人の固定概念を覆すシンガポールのリアルな姿を、家族とともに現地コミュニティに根を張って暮らしている筆者ならではの視点で紹介する。

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