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限りなく透明に凜として生きる――「日本のマザー・テレサ」が明かす幸せの光
【第11回】 2015年4月17日
著者・コラム紹介バックナンバー
佐藤初女 [福祉活動家、教育者]

心病んだ人をほっこりさせる
「初女式ぬか漬け」の秘密

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全国から自殺寸前の人がやってきてそこで「食」をもてなされると活力を得て帰っていく。まさに「ふるさと」のような地が青森・岩木山麓にある『森のイスキア』だ。
『森のイスキア』主宰・佐藤初女氏のところへは、女優・大竹しのぶさんや、総理大臣夫人・安倍昭恵さんなど数多くの有名人が「おむすび」を学びにくる。
1995年公開、龍村仁監督『地球交響曲<ガイアシンフォニー>第二番』でその活躍が世界中で注目された佐藤初女氏。現在も精力的に講演活動中だ。
その初女さんが93歳の集大成書籍『限りなく透明に凜として生きる―「日本のマザー・テレサ」が明かす幸せの光―』を発刊(本記事巻末に購入者限定特典告知あり)。
いよいよ本日、透明感あふれる「めぐろパーシモンホール大ホール」での出版記念講演会(1200名)が盛大に開催される(講演チケットは書籍発売後すぐに完売)。
今回は、ぬか漬けこそが「生物多様性」につながった夜のエピソードを一挙公開する。

心と心を結ぶ郷里の味


佐藤初女(さとう・はつめ)1921年青森県生まれ。1992年、岩木山麓に『森のイスキア』を開く。病気や苦しみなど、様々な悩みを抱える人々の心に耳を傾け、「日本のマザー・テレサ」とも呼ばれる。1995年に公開された龍村仁監督の映画『地球交響曲<ガイアシンフォニー>第二番』で活動が全世界で紹介され、国内外でも精力的に講演会を行う。アメリカ国際ソロプチミスト協会賞 国際ソロプチミスト女性ボランティア賞、第48回東奥賞受賞。2013年11月の「世界の平和を祈る祭典 in 日本平」でキリスト教代表で登壇。チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ法王と初対面。その際、おむすびをふるまう。『おむすびの祈り』『朝一番のおいしいにおい』など著書多数。(撮影:岸圭子)

 わたしが住んでいるのは青森県弘前市。東北ですから、どこの家でもお漬物をよくつくります。
 青森で採れる山菜に“ミズ”というものがありますが、熱湯に通すと、名前のようにみずみずしい緑にさっと変わります。
 塩、とうがらしを入れておくと、ほんとうにおいしい漬物が出来上がるのです。

 ミズがとれる季節になると、どこの家庭でも都会に出て暮らす子どもに送ってやるようです。全部つくってすぐ食べられる状態にしてあげるお母さんもいれば、つくり方を同封して半分はつくり、あとはやらせるお母さんもいます。

 お母さんたちは子どもたちに食べさせたいし、子どもたちも食べたいのですね。
 そのようなことから心と心で結ばれていくわけです。

 青森ならではの漬物というと、“赤カブ”も見落とせません。
 薄切りにした赤カブを平らに重ねて、酢とざらめを交互に入れているうちに、白と赤のまだらがさっと真っ赤に染め上がりますが、その様子はまるで科学の実験のようです。

 夏はキャベツやきゅうり、とうもろこし、みょうがを小さく切って漬けた“こまか漬け”、冬は“白菜漬け”はもちろん、白菜漬けににんじんや身欠きにしん、とうがらしを入れた“キムチ”など、そのときどきの季節の野菜で楽しく工夫してつくっています。

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佐藤初女 [福祉活動家、教育者]

1921年青森県生まれ。
青森技芸学院(現・青森明の星中学・高等学校)卒業。
小学校教員を経て、1979年より弘前染色工房を主宰。
老人ホームの後援会や弘前カトリック教会での奉仕活動を母体に、1983年、自宅を開放して『弘前イスキア』を開設。
1992年には岩木山麓に『森のイスキア』を開く。
助けを求めるすべての人を無条件に受け入れ、食事と生活をともにする。
病気や苦しみなど、様々な悩みを抱える人々の心に耳を傾け、「日本のマザー・テレサ」とも呼ばれる。
1995年に公開された龍村仁監督の映画『地球交響曲<ガイアシンフォニー>第二番』で活動が全世界で紹介され、
シンガポール、ベルギーほか国内外でも精力的に講演会を行う。
日本各地で「おむすび講習会」を開くとすぐ満員になる盛況ぶり。
アメリカ国際ソロプチミスト協会賞 国際ソロプチミスト女性ボランティア賞、第48回東奥賞受賞。
2013年11月の「世界の平和を祈る祭典 in 日本平」でキリスト教代表で登壇。
チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ法王と初対面。その際、おむすびをふるまう。
『おむすびの祈り』『いのちの森の台所』(以上、集英社)、『朝一番のおいしいにおい』(女子パウロ会)、『愛蔵版 初女さんのお料理』(主婦の友社)、『「いのち」を養う食』(講談社)など著書多数。


限りなく透明に凜として生きる――「日本のマザー・テレサ」が明かす幸せの光

93歳の「日本のマザー・テレサ」がこの20年ずっと温め、最も伝えたかったテーマが「限りなく透明に凜として生きる」。雪深い岩木山麓にある『森のイスキア』の窓外に美しく光る葉は一枚一枚が透明だ。ひと粒、ひと声、ひと手間をていねいに。“今を生きる”と幸福の種が芽吹く。揺れる心をおだやかに整える気づき。年初来続く事件の数々……今こそ「限りなく透明な生き方」を分かち合う必要があるのでは?

「限りなく透明に凜として生きる――「日本のマザー・テレサ」が明かす幸せの光」

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