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美人のもと

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第30回】 2009年7月15日
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 美人は窓が好きだ。たとえば飛行機。美人は窓の外を眺め、ほほえむ。景色が大好きだ。「通は通路側に座る」などと言われるが、やっぱり景色が見たい。電車に乗ったらすぐに窓から外を眺めて喜んでいる子どもの気持をいつまでも持っている。

 もちろん部屋の窓も大好きだ。窓から外を眺める。いつもと同じ風景でも全く同じではない。季節や天候でどんどん変わっていく。朝起きたらまず外を眺め、ゆっくり窓を開け、空気を味わう。

 旅に出て、ホテルなどで部屋に入ればまず窓だ。そこからの景色を眺め、部屋と外の空気を知る。

 窓が好きだから、窓の使い方もうまい。適度に空気を入れかえたり、カーテンなどを使い光の調整も上手にこなしたり。そのおかげで日中でも灯りがつきっぱなしであったり、エアコンのつけっぱなしであったりすることがない。カーテンを開けっぱなしにして着替えを外に見せたりもしない。鍵もいつも気にしているので防犯上手でもある。

 そして、何より窓がきれいだ。こまめに掃除してある。定期的に拭いてありいつもきれいな風景が手に入るようにしてある。そしてよく拭いているので、テクニックも上達している。力の入れ方、布の使い方、タイミング、自分なりの技が身についている。

 窓好きは環境づくりの名人なのだ。自分にとっていい空気を自ら作っていく意志が強いわけだ。

 きれいな窓には「美人のもと」があるのかもしれない。だから窓をかわいがっている人は美人になる。

 窓を乱暴に扱ったり、指紋をつけても平気だったりする人、ホテルなどにはいっても窓を気にしない人を見てみよう。やはり「美人のもと」が減っていることが多い。

 今日、部屋の窓をチェックしてみよう。そして窓をかわいがる。そういう意識だけできっと美しくなっていける。

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

「美人のもと」

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