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社内政治の教科書
【第13回】 2015年4月23日
著者・コラム紹介バックナンバー
高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

「あいつ、分かってないな」と思われたら終わり。
社内での「自分の立ち位置」を知る5つの方法。

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社内政治――。ネガティブな印象をもつ言葉ですが、実は「政治力」がなければ管理職は務まりません。どんなに優れたアイデアがあっても、どんなに理想が高くても、組織を動かせなければ何ひとつ実現できないからです。部署間対立、横暴な上司、反抗的な部下……。こうした「現実」のなかで、いかに社内政治を生き抜くか?『社内政治の教科書』の中から、その鉄則を紹介します。

自分にどんな「荷札」がついているか?

 己を知る――。
 これが、社内政治に対して正しいスタンスをとるための第一歩です。

 そのためには、「自分のタグを知る」ことから始めなければなりません。
「タグ」とは、「荷札」という意味。つまり、自分を荷物に見立てて、それにどんな荷札がついているかを知るということです。

 課長ともなれば、あなたにはさまざまな「タグ」がついているはずです。
 学歴、専門知識、資格、実績、経験部署、支持者……。すべて、書き出してみるといいでしょう。注意していていただきたいのは、あなたの特徴として周囲に認められていることだけを書き出すこと。あなたがアピールしたいポイントであるかどうかは関係ありません。むしろ、周囲の人々に、あなたがどのようなレッテルを貼られているかという視点で考えるといいでしょう。

 いわば、あなたが会社のなかで「どういう存在なのか?」を明確にする作業と言ってもいいかもしれません。これによって、社内における自分の「立ち位置」が見えてくるはずです。

【自分の立ち位置を知る方法(1)】

 学歴も「タグ」のひとつです。
 学閥のある会社では大きな意味をもつのはもちろんのこと、そうでない会社でも、有力者がそれぞれ、どういう学歴の人物を引き上げているかなどについて、一度チェックしておくことをお薦めします。

 なかには、自分と同じ大学出身者を重用する傾向のある人物もいれば、学歴コンプレックスをもっている人物もいます。そのような人物にとって、あなたの学歴がどのような価値をもつのかを把握しておくといいでしょう。

 また、学歴は社内人脈をつくる助けになることもあります。人は、自分と「共通点」のある人物に親近感をもつ傾向があるからです。

 私も、学歴に助けられたことがあります。私は同志社大学を卒業してリクルートに入社したのですが、東京本社には同志社出身者はほとんどいませんでした。社内的にはマイノリティでしたが、それゆえのメリットもありました。というのは、マイノリティであるがゆえに、同志社出身者同士の結束力が強かったのです。社内で仕事を進めるうえで、この人脈に何度も助けられたものです。

 これは、学歴に限りません。
 出身地、趣味、スポーツ……。これらも、有効な「タグ」になりえます。たとえば、有力者と同じ趣味をもっていれば、その人物との話題も豊富になるでしょうし、休日にともに活動するようなチャンスが訪れるかもしれません。あるいは、社内でスポーツの同好会をつくることによって、社内人脈を広げることもできるでしょう。

 もちろん、そういった社内の人間関係を楽しむことがいちばん大切です。しかし、社内人脈は社内政治の重要な要素ですから、それをつくるために、使えるものはすべて使うスタンスも必要でしょう。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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高城幸司氏ブログ

 


社内政治の教科書

社内政治――。ネガティブな印象をもつ言葉ですが、実は「政治力」がなければ管理職は務まりません。どんなに優れたアイデアがあっても、組織を動かせなければ何ひとつ実現できないからです。部署間対立、横暴な上司、反抗的な部下……。こうした「現実」のなか社内政治を生き抜く鉄則を紹介します。

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