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農業で成功する人 うまくいかない人
【第3回】 2015年5月20日
著者・コラム紹介バックナンバー
澤浦彰治

篤農家に学ぶ
固定費を下げる「とっておきの秘訣」とは?

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当たり前のことのように思えるが、うまくいっている人は整理・整頓ができ、ものを大切にしている。工場などでも5S活動が行われ、整理・整頓の重要性が認識されている。実は、この考え方は篤農家が歴史的に実践していったものだった。しかも、それは生産効率を高めるばかりでなく、固定費を下げる効果もあったのだ。

成功している人は
機械や道具をきれいに長く使っている

 成功している人は、機械や道具を丁寧に長く使い続けています。減価償却が済んでも、買い換えずに使い続けているのです。なかにはトラックを30年以上使う人もいます。

 しかし、うまくいかない人は機械を買い換えるのが早く、小道具をよくなくします。

 私たちの仲間に、雇用をしないで家族労力だけで効率的な作業をし、堅実な経営をしている林美之さんという人がいます。林さんはすべてにおいて丁寧な仕事をします。売上こそ派手ではありませんが、ものを大切に使うことで固定費(物件費)を極端に低くしているのです。

 そのもとにあるのは、「ものを大切にする精神」です。

 より具体的にいえば、「ものを丁寧に使う心がけ」「自分で責任が取れる規模から逸脱していない経営」です。そうすることで、所得率が高くなるのです。

 たとえば、林さんが乗っている2トントラックは、30年以上使用しています。普通それだけ使えば、あちこちにガタがきて、見た目もボロボロです。

 とっくに買い換えていいところですが、そのトラックは型こそ30年前と古いものの、見た目はとてもきれいで、そんなに長く使用しているようには見えません。それくらいよく整備されているわけです。

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澤浦彰治 

1964年、農家の長男として生まれる。利根農林高等学校を卒業後、群馬県畜産試験場の研修を経て、家業の農業・養豚に従事。コンニャク市場の暴落によって破産状態に直面するなかでコンニャクの製品加工を始める。1992年、3人の仲間と有機農業者グループ「野菜くらぶ」を立ち上げ、有機野菜の生産を本格的に開始。1994年、家業だった農業経営を農業法人化しグリンリーフ有限会社とする。第47回農林水産祭において蚕糸・地域特産部門で天皇杯を受賞。群馬中小企業家同友会代表理事、日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会理事、沼田FM放送取締役、マルタ取締役。著書に『小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール』(ダイヤモンド社)がある。


農業で成功する人 うまくいかない人

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「農業で成功する人 うまくいかない人」

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