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ほぼみんな定時退社で伸びる会社 ランクアップ岩崎裕美子

出産したら戦力外になる会社、ならない会社の違い

岩崎裕美子 [株式会社ランクアップ 代表取締役]
【最終回】 2015年5月15日
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子連れ出社した社員と子どもたち。現在では、女性従業員41名のうち、18人がワーキングマザーです

 女性が、安心して結婚も出産もできて、活躍できる会社を作りたい!

 これは、私がこの会社を始める10年前に考えていたことです。それが今では現実になりました。

 現在、私たちの会社の女性従業員の出産率は、なんと41%。女性従業員41名のうち18人がワーキングマザーです(ちなみに男性社員は2人だけです)。そのうち、4名は育児休暇中。そして、その他に妊婦が3人という出産ラッシュの真っ只中なんです。

 うちの会社にいると少子化って何のこと?という感じで、いつも誰かが妊娠して、誰かが出産しています。おとといも社員が出産しました。こう考えると、復職に不安がないと、女性は安心して何人でも産めるんだと実感します。

 先日、あるセミナーで男性の社長数人と話をしました。すると、「これからは女性の時代ですよ。わが社の新卒採用は半分以上が女性です」「うちのトップ営業は女性です」など、女性の活躍や活用について話していました。この話を聞いて私は、複雑な気持ちになりました。

 「女性活用」と言って優秀な女性を採用するのはいいけれど、その優秀な女性が出産してワーキングマザーになっても活躍できる場所はあるの?と思ってしまったからです。

 女性は結婚や出産で働き方が変わります。もし、本気で女性活用と言うのであれば、長時間労働をしない職場環境作りに取り組んでほしいと思います。

 その環境がまるでできていないのに、優秀な女性をどんどん採用している会社をみると、「きっとこの会社では、どんなに優秀な女性でも、出産したら活躍する場はないだろうな」と思ってしまいます。女性を使い捨てにしているように見えるのです。

社員は“使い捨て”だった代理店時代
35歳で「このままじゃ全員辞める」と気づく

 実は、昔の私がそうでした。私は、社員を使い捨てにしていたんです。

 と言うのも、以前の私の仕事は広告代理店の取締役営業部長。会社を成長させるために必死で夜中まで働いていました。

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岩崎裕美子 [株式会社ランクアップ 代表取締役]

1968年2月8日生まれ。北海道出身。藤女子短期大学卒業後、大手旅行代理店に入社。その後、複数の広告代理店を経て、2005年にマナラ化粧品を開発・販売する株式会社ランクアップを設立。代表商品「ホットクレンジングゲル」は発売から9年で400万本を突破。2014年には、通信販売業界初の東京ワークライフバランス企業に育児・介護部門で認定。女性が日本一働きやすい会社を目指し、会社の仕組みや制度の整備にも力を入れている。

 


ほぼみんな定時退社で伸びる会社 ランクアップ岩崎裕美子

残業しないように工夫しているのに、なかなか残業が減らない会社は少なくありません。また残業をしなくなれば、売り上げが下がるのでは?という不安もあります。しかし、残業をせずとも売上を伸ばし続ける方法はあるのです。この連載では、社員のほぼ全員が17時に帰宅しながら、年商約60億円を稼ぐランクアップの岩崎裕美子社長がその秘密を明らかにします。

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