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クラスアクションから会社を守る!
【第3回】 2015年5月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
ライアン・ゴールドスティン [米国弁護士/クイン・エマニュエル・アークハート・サリバン外国法事務弁護士事務所 東京オフィス代表]

「謝罪」より、すぐさま「情報公開」。
クラスアクションへの正しい対処法。

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近年、アメリカでビジネスを展開している企業が揺れている。タカタ製のエアバッグがリコールの対象となるとともに、消費者から損害賠償を提起されるなど、クラスアクション(集団訴訟)の危険性が増しているからだ。しかし、日本企業の立場に立って数々の訴訟を戦ってきた、ライアン・ゴールドスティン米国弁護士は、「日本企業はクラスアクションをむやみに恐れないでほしい」と主張する。では、日本企業はクラスアクションにどう備え、どう対応すればいいのか?3回にわたって連載していただく。

自社製品についてのコメントをウェブ上で探る

 クラスアクションに備える第一歩は、顧客の声に耳を傾けることです。
 ウェブ上のブログやSNSには、製品についての利用者の感想やクレームが数多く掲載されています。この「生の声」を集めるために、日頃からウェブ上の自社製品についての書き込みを調べておくことをお薦めします。自社の製品の利用者がどのような感想を持っているのか、クレームと言えそうなネガティブな書き込みはないか、定期的なチェックをするのです。

 もちろん、日本語のものだけではなく、アメリカのウェブ上で英語で書き込まれているものをチェックすることが重要です。そして、すぐに対応した方がよいと思われるコメントを見つけたら、なるべく早く対応することです。ここで誠実な対応をすることで、会社や製品に対するユーザーの印象がよくなるのはもちろん、問題がまだ小さいうちに解決しておくことによって、クラスアクションを提起されるリスクを大きく下げることができるでしょう。

 アメリカの弁護士たちは日ごろからこれらの書き込みをチェックし、クラスアクションを起こすことができそうな事例を探しています。ですから、彼らに先んじられることのないように、日々刻々とチェックを続けるのが得策でしょう。  

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ライアン・ゴールドスティン [米国弁護士/クイン・エマニュエル・アークハート・サリバン外国法事務弁護士事務所 東京オフィス代表]

1971年アメリカ生まれ。ハーバード大学卒業後、早稲田大学に留学。日本文化にほれ込み、すでに20年間日本在住。ソニー、セイコーエプソン、日産自動車、スズキなど日本企業の側に立って海外企業との法的紛争解決・法廷闘争を戦う弁護士として活躍している。カリフォルニア州40歳以下の優秀な弁護士に贈られる「20under40」やライジング・スターというタイトル(2度)を受賞したほか、企業法務分野では数少ない法廷闘争までカバーする弁護士として知られる。知的財産訴訟を中心に、携帯電話機器、インターネットプロバイダシステム、プリンター関連技術など幅広い技術分野の訴訟に加え、国際商業会議所(ICC)の仲裁にも数多く携わっている。東京大学大学院法学政治学研究科・法学部非常勤講師、早稲田大学大学院・客員研究員、慶應義塾大学・成蹊大学客員講師、同志社大学法学部非常勤講師などを歴任。


クラスアクションから会社を守る!

近年、アメリカでビジネスを展開している企業が揺れている。タカタ製のエアバッグがリコール対象となるとともに、消費者から損害賠償を提起されるなど、クラスアクションの危険性が増しているからだ。しかし、日本企業の立場に立って数々の訴訟を戦ってきたライアン・ゴールドスティン米国弁護士は、「クラスアクションをむやみに恐れないでほしい」と主張する。では、日本企業はクラスアクションにどう備え、どう対応すればいいのか?3回にわたって連載していただく。

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