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「脳」がわかれば「なぜ?」がわかる!

「IQ」が高ければ人としても「優秀」とは限らない

──「IQ」は知能を、「EQ」は生き方を問うもの

山元大輔 [監修] [東北大学大学院生命科学研究科教授/理学部生物学科教授]
【第6回】

人間は、脳あってこその存在。人の行動、思考、感情、性格にみられる違いの数々は、すべて脳が決めているのです。「心の個性」それはすなわち「脳の個性」。私たちが日常で何気なく行なっていることはもちろん、「なぜだろう?」と思っている行動の中にも「脳」が大きく絡んでいることがあります。「脳」を知ることは、あなたの中にある「なぜ?」を知ることにもなるのです。この連載では、脳のトリビアともいえる意外な脳の姿を紹介していきます。

「IQ」が示すのは
記憶・推理・判断

 1905年、フランスの心理学者ビネーとシモンは、児童の精神的な発育の遅れを診断する目的で知能の検査をおこないました。これが世界ではじめての知能検査であり、「ビネー=シモン検査」と呼ばれています。

 その後、ビネーとシモンの知能検査は各国でさまざまな改良が加えられました。その代表が「スタンフォード=ビネー式知能検査」です。

 これらの知能検査は、人間の知能を科学的、客観的に測定するもので、一般的には簡単な記憶、推理、判断などを求めるものです。これらの問題は年齢に応じて設問され、やさしい問いからはじまり、徐々に難度が高くなり、どの段階まで正解できるかで知能を判断します。

 その検査の結果が知能指数といわれ、一般にIQと呼ばれます。この指数は、知能検査によって測定された精神年齢を生活年齢で割って100倍した数字であらわされます。

「EQ」は
IQ偏重への警鐘

 この場合、精神年齢と生活年齢とが同じであればIQは100となり、標準的な知能とされます。またIQが120であれば、精神年齢が生活年齢より約20%発達していることを意味しています。

 このことからIQが高ければ知能程度が高い、いわゆる「頭がいい」と判断されてきました。

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山元大輔 [監修] [東北大学大学院生命科学研究科教授/理学部生物学科教授]

1954年東京都生まれ。東京農工大学農学部卒業後、同大学院農学研究科修士課程終了。理学博士(北海道大学)。ノースウエスタン大学医学部博士研究員、三菱化学生命科学研究所室長を経て、1999年から早稲田大学人間科学部教授。同大学理工学部教授を経て、現在、東北大学大学院生命科学研究科教授。同大学理学部生物学科教授。


「脳」がわかれば「なぜ?」がわかる!

人間は脳あってこその存在。行動、感情、性格の数々はすべて脳が決めています。「脳」を知ることは、あなたの中の「なぜ?」を知ること。当連載では、脳のトリビアともいえる、意外な脳の姿を紹介していきます。

「「脳」がわかれば「なぜ?」がわかる!」

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