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「脳」がわかれば「なぜ?」がわかる!

「ストレス」がたまると「風邪」をひきやすくなる

──脳とストレスの関係は?

山元大輔 [監修] [東北大学大学院生命科学研究科教授/理学部生物学科教授]
【第24回】

人間は、脳あってこその存在。人の行動、思考、感情、性格にみられる違いの数々は、すべて脳が決めているのです。「心の個性」それはすなわち「脳の個性」。私たちが日常で何気なく行なっていることはもちろん、「なぜだろう?」と思っている行動の中にも「脳」が大きく絡んでいることがあります。「脳」を知ることは、あなたの中にある「なぜ?」を知ることにもなるのです。この連載では、脳のトリビアともいえる意外な脳の姿を紹介していきます。

精神的ストレスと
肉体的ストレス

 一般に、ストレスには2つのタイプがあります。精神的・心理的なストレスと、肉体で感じるストレスです。そして、誰もが少なからずはこれらのストレスを経験していると思います。

 精神的なストレスは、仕事の挫折や絶望感、失恋のショック、親や兄弟といった近親者の他界などによって精神的な苦痛を受け、引き起こされるものです。

 そしてその結果、脳にも影響がおよぶのです。

 これに対し肉体的なストレスは、暑さや寒さ、肉体的な痛み、火傷、出血など、身体に異変を生じたときに起きます。精神的なストレスとはあきらかに質の異なるものです。

 ですが、精神的なストレスと肉体的なストレスとはまったく無関係ではないのです。

 たとえば精神的ストレスを受けると、風邪をひきやすくなるし、感染症に弱くもなります。なぜ、そうなるのでしょう。それは、精神が免疫に影響を与え、免疫の状態を変化させるからだと考えられています。

 以上のようなケースをみても、精神的なストレスが肉体的な不調につながっていくことがわかります。

ストレスの
メカニズムは?

 ではストレスのメカニズムはどうなっているのでしょう。

 まず何らかのストレスを受けると、脳は神経路を通ってきたストレス情報を受け取り、副腎髄質に反応するよう促します。そして、副腎髄質からはアドレナリンが血液中に放出されます。このときは、神経系を通って伝わる指令に副腎が反応するのです。

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山元大輔 [監修] [東北大学大学院生命科学研究科教授/理学部生物学科教授]

1954年東京都生まれ。東京農工大学農学部卒業後、同大学院農学研究科修士課程終了。理学博士(北海道大学)。ノースウエスタン大学医学部博士研究員、三菱化学生命科学研究所室長を経て、1999年から早稲田大学人間科学部教授。同大学理工学部教授を経て、現在、東北大学大学院生命科学研究科教授。同大学理学部生物学科教授。


「脳」がわかれば「なぜ?」がわかる!

人間は脳あってこその存在。行動、感情、性格の数々はすべて脳が決めています。「脳」を知ることは、あなたの中の「なぜ?」を知ること。当連載では、脳のトリビアともいえる、意外な脳の姿を紹介していきます。

「「脳」がわかれば「なぜ?」がわかる!」

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