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あなたを悩ます「めんどい人々」解析ファイル

男女の「おごり、おごられ」は単なるお金の問題ではない

宮崎智之 [フリーライター]
【第3回】 2015年6月10日
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 世の中にはびこる「めんどい人々」を分析し、解決策を探っていく当連載。今回は、ある「めんどい状況」について考えていきたい。それは、男女の「おごり、おごられ」問題についてだ。

男女平等の世の中でも、男性が女性におごるのは当たり前…?

 男女の「おごり、おごられ」については、度々ネットで議論になり、その都度、大きな盛り上がりをみせている。筆者も「おごり、おごられ」について、何度も記事にしてきた。

 結果から言うと、多くの女性が「デートでは男性におごってもらいたい、もしくは多めにお金を出してほしい」と思っている。サンケイリビング新聞社のサイト「シティリビングWeb」などの調査でも、7割の女性が「男性にデート代を支払ってもらいたい」と考えていることが分かったそうだ。

 一方、男性も「できれば、女性にデート代をおごりたい」と思っている人が多い。財布の状況や相手との関係性によって違ってくるとは思うが、「絶対に割り勘でなければ嫌だ」と意固地になっている男性は少ないはずである。

 だから、記事にするまでもなく、初めから答えは出ているのだ。「可能な限り男性がおごり、難しい時は少し多めに払うか、割り勘にする」という平和な解答が簡単に導き出せそうである。

 それなのに、なぜ「おごり、おごられ」の議論がこんなにも面倒くさくなるのか。

 筆者が分析したところによると、「議論の非対称性」「社会的な承認欲求」「コミュニケーションの問題」という3つのキーワードに集約されることが分かった。

男性のカツラ代を負担してくれるのは誰か?

 まず1つ目のキーワード「議論の非対称性」について。

 女性が男性に「おごってほしい」と考える理由によくあるのが、「女性のほうが私生活にお金がかかっているから」というものだ。

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宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


あなたを悩ます「めんどい人々」解析ファイル

「なぜ、彼と話しているとイライラするのか」「彼女と関わると、なぜかトラブルに巻き込まれるのよね」――。あなたの周囲にも、きっとそんなタイプの人がいるだろう。そう、彼らは「めんどい人々」なのである。なぜ彼らは「めんどい」のか。世代間ギャップや価値観の違いなどその背景には色々な理由があるだろうが、はっきり理由がわからず、悩みは深まるばかりだ。この連載では、職場の上司、部下、同僚、そしてプライベートの友人、恋人まで、あなたを面倒事に巻き込む人々のパターンとうまく付き合って行くための心得を、できるだけわかり易く分析して行こう。「めんどい人々」とうまく付き合うための参考にしてほしい。

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