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製紙再編で北越紀州が三菱に「1億円のラブレター」

週刊ダイヤモンド編集部
2015年6月30日
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北越紀州製紙と大王製紙は、お互いの見解に反論するコメントを発表し合い、空中戦を繰り広げる。トップ会談は行われそうにない
Photo by Mitsufumi Ikeda

 「お送りした“ラブレター”は読んでいただけましたか?」

 6月9日、紙卸売業界の組合が都内で開催した創立30周年記念大会。製紙会社や紙の販売会社のトップなど約200人が集まる会場で岸本晢夫・北越紀州製紙社長が鈴木邦夫・三菱製紙社長にこう切り出すさまを、周りにいた面々は固唾をのんで見守っていた。

 その2カ月前となる4月1日、三菱は北越に対し、両社の販売子会社の統合に向けた基本合意を一方的に白紙撤回したとされる。

 この破談の裏には北越が約21.65%の株を持つ大王製紙の「介入があった」(岸本社長)。大王は否定するが、販社統合について北越と三菱が基本合意した後に、大王と三菱が統合に向けた協議を開始。その中で事実上、北越と三菱の販社統合を不可能にする契約を結んだというのだ。

 それだけに、「鈴木社長は岸本社長に殴られるんじゃないか」と冒頭の会場には一瞬、緊張が走ったが、まずは笑顔で対峙した二人。しかし直後、岸本社長の発した「ラブレター発言」に鈴木社長の顔は一瞬にして硬直したという。

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