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なでしこたちの「待遇」は4年前より良くなったか

相沢光一 [スポーツライター]
【第354回】 2015年7月7日
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米国に敗れ惜しくも準優勝となったが、なでしこジャパンは世界トップレベルの実力を示した
Photo:新華社/アフロ

 W杯連覇の偉業に挑んだ、なでしこジャパンの戦いは、思わぬ展開となって敗れた。

 試合開始わずか2分の失点に始まり、16分までになんと4失点。マークはずれ、ミスも出た。そのうえ、こぼれ球はアメリカ選手の絶好の位置に落ちる。魔のゾーンにはまったかのような16分間だった。試合はここで決まったといえる。

 ただ救いだったのは、それでも日本選手たちは下を向かず反撃を繰り返したことだ。大儀見のゴールとアメリカのオウンゴールで2得点。2-5のスコアで試合を終えた。

 W杯では実力が拮抗した国同士の対戦であっても時として大差がつくことがある。昨年のブラジルW杯・準決勝でブラジルがドイツに1-7で敗れたように。一方がたて続けに得点すると、選手は焦りから本来のプレーができなくなり、さらに混乱、修正が利かなくなるのだ。

 ともあれ2011年W杯、2012年ロンドン五輪に次いで今回も決勝に進出し、女子サッカー王国・アメリカと戦ったのだから、実力は示したといえるだろう。大差負けとはいえ、準優勝したのだから胸を張っていい。

女子W杯の賞金総額が1.5倍に
準優勝で賞金は約1億7000万円

 女子のW杯も男子同様、賞金が出る。2011年に行われた前回大会は賞金総額1000万ドル(約12億3000万円)で、優勝チームには100万ドル、準優勝チームには80万ドル(3位=65万ドル、4位=55万ドル、出場するだけでもそれなりの額は出る)が贈られた。優勝したなでしこジャパンには約1億2300万円が入り、選手には1人650万円が支給されたという。

 今回は賞金総額が増額されて1500万ドル(約18億5000万円)になった。優勝賞金は倍増の200万ドル、準優勝も140万ドルになった(3・4位は70万ドル)。準優勝の賞金は前回の優勝賞金よりも多いのだ。

 今回、選手たちは前回よりも多いボーナスを手にすることになるだろう。世界一を目指し厳しい練習を重ねてきた見返りとして、より多くのご褒美が出るのは良いことだ。とはいえ世界が注目するW杯決勝を戦ったにしては額が安くないだろうか。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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